目次
<9. 明治神宮のお守り・おみくじ・御朱印>
<10. 明治神宮の年中行事>

<9. 明治神宮のお守り・おみくじ・御朱印>

明治神宮参拝記念にぜひここならではのお守り、おみくじ、御朱印で御祭神のご利益を授かりましょう。

授与所

明治神宮と永遠の杜~初詣参拝者数1位である明治神宮の歴史と見どころ~
(画像=『たびこふれ』より 引用)

明治神宮の御札やお守りの授与所は、ご祈願などを行う「神楽殿」、神楽殿前にある「長殿授与所」、南神門近くにある「南授与所」の3ヶ所となります。

明治神宮のお守り

明治神宮と永遠の杜~初詣参拝者数1位である明治神宮の歴史と見どころ~
(画像=『たびこふれ』より 引用)

明治神宮を代表する御守といえば、心と身体の健全をお守りする「心身健全守(朱・紺各800円)」。皇室の象徴ともいえる一六弁の菊紋があしらわれた格調高い御守です。

そして、役割を終えた境内の御神木から作られた「開運木鈴 こだま(1,000円)」も人気。一つとして同じものはなく、楠の木の芳香とカラコロ鳴り響くこだまの鈴の音が開運をもたらします。

明治神宮のおみくじ「大御心(おおみごころ)」

明治神宮と永遠の杜~初詣参拝者数1位である明治神宮の歴史と見どころ~
(画像=『たびこふれ』より 引用)

明治神宮のおみくじ「大御心(おおみごころ)」は、吉凶を占うおみくじとは異なり、御祭神である明治天皇の御製(ぎょせい=天皇の作られた詩文や和歌)約10万首、ならびに昭憲皇太后の御歌(みうた=皇后・皇太后・皇太子などが詠まれる和歌)約3万首の中から特に教訓的なものを15首ずつ、計30首選んで、それに解説(+英訳)を付したものとなっています。

表面には御製や御歌が、裏面にそれをかみくだいた解釈文が記されており、その意味合いはなかなか奥深く、志高い内容に身が引き締まる思いでした。

明治神宮と永遠の杜~初詣参拝者数1位である明治神宮の歴史と見どころ~
(画像=『たびこふれ』より 引用)

白い和紙が明治天皇の御製で、黄色の和紙が昭憲皇太后の御歌となっています。

明治神宮のおみくじは日々の教訓とするものなので、境内におみくじを結ぶところがありません。大事に持ち帰りましょう。

明治神宮の御朱印

明治神宮と永遠の杜~初詣参拝者数1位である明治神宮の歴史と見どころ~
(画像=<画像提供:明治神宮>、『たびこふれ』より 引用)

明治神宮の御朱印は神楽殿にて受付されています。(受付9:00~閉門まで) ただし、現在はコロナ禍の事情もあり、書き置きの御朱印での頒布となっていました。

<10. 明治神宮の年中行事>

それではここでは、明治神宮を代表する年中行事についてご紹介しましょう。

春の大祭(崇敬者大祭)と秋の大祭(例祭)

明治神宮と永遠の杜~初詣参拝者数1位である明治神宮の歴史と見どころ~
(画像=<画像提供:明治神宮>、『たびこふれ』より 引用)

明治神宮最大の行事である春秋年2回の「大祭(たいさい)」。それが、5月2日~5月3日に開かれる春の大祭「崇敬者大祭」と11月1日~11月3日に開かれる秋の大祭「例祭」です。

春の大祭は、昭和21年(1946年)に創立された明治神宮崇敬会会員が主に参列し、祭儀のほか、舞楽や能・狂言、邦楽邦舞、弓道、三曲、薩摩琵琶など日本の伝統芸能を奉納する行事が特設舞台などで執り行われます。

明治神宮と永遠の杜~初詣参拝者数1位である明治神宮の歴史と見どころ~
(画像=<画像提供:明治神宮>、『たびこふれ』より 引用)

一方、秋の大祭は、初日となる11月1日に明治神宮鎮座の日を記念した「鎮座記念祭」が執り行われ、明治天皇の御誕生日にあたる11月3日に例祭が行われます。祭儀とともに舞楽や能・狂言などの各種伝統芸能が奉納されるところは春の大祭同様ですが、3日には宮中から勅使が差遣され、また流鏑馬(やぶさめ)や古武道大会など奉祝行事が充実し春の大祭より規模も大きく、秋の大祭の方が重儀となっています。

2020年~2021年はコロナ感染拡大防止の一環で一般参拝者の陪観はできませんでしたが、通常、奉祝行事は誰でも陪観することができます。

明治天皇祭

明治神宮と永遠の杜~初詣参拝者数1位である明治神宮の歴史と見どころ~
(画像=<画像提供:明治神宮>、『たびこふれ』より 引用)

明治天皇の御命日にあたる7月30日は明治天皇の御聖徳を敬仰追慕、すなわち明治天皇の偉業を讃え、敬い偲ぶ日として祭典が行われます。

祭典では、その生涯において約10万首詠まれたとされる明治天皇御製(和歌)の中でも代表的な一首『あさみどり 澄みわたりたる 大空の 廣き(ひろき)をおのが 心ともがな』に作曲・振り付けをし、神職が舞う「明治神宮大和舞(やまとまい)」が奉納されます。

祭典の多くは巫女が神楽を舞うのが恒例ですが、明治天皇祭では男性神職一人によって舞われます。

明治神宮と永遠の杜~初詣参拝者数1位である明治神宮の歴史と見どころ~
(画像=『たびこふれ』より 引用)

夏の盛りの7月30日に崩御された明治天皇。祭典恒例の催しとして、本殿各所には画像のような虫かごが置かれ、中に入れた鈴虫が涼やかな鳴き声を響かせて、夏の暑さを癒やしてくれます。