目次
<3. 明治神宮境内案内マップ>
<4. 明治神宮の見どころ その1. 祈りの杜>
<3. 明治神宮境内案内マップ>
それでは、明治神宮の主な見どころをご紹介します。位置関係は下記のマップにてご確認ください。

入口別の各施設や見どころは以下の通りです。
【南参道方面・原宿口】御苑、大鳥居、清酒菰樽、ワイン樽、明治神宮崇敬会本部、明治神宮ミュージアム、フォレストテラス明治神宮、杜のテラス
【北参道方面・代々木口】明治神宮会館、社務所、車祓舎、参拝者駐車場、北池(太鼓橋など)、宝物殿
【西参道方面・参宮橋口】宝物殿、至誠館、北池(亀石、さざれ石など)
<4. 明治神宮の見どころ その1. 祈りの杜>
代々木の杜

代々「樅(モミ)」の大木が育っていたことから付いた名が「代々木」とされるこの地は、かつては武蔵野の一部をなし、「代々木野」と呼ばれていました。代々木野には江戸時代、旗本屋敷や集落などが築かれていましたが、倒幕後は空き家となり土地は荒れ果てていたと言われています。
しかし、明治期に入り、かつての熊本藩主加藤家や井伊家の下屋敷のあった場所が「南豊島御料地」として宮内省所管になると、体の弱かった昭憲皇太后のために明治天皇が下屋敷の庭園(現在の御苑)を整備して遊歩庭園にするなどして、お二人にとって代々木はゆかりのある土地となりました。
明治神宮造営には20を超える候補地が挙げられましたが、このエピソードが代々木の地に決定となった理由の一つであったとされています。

人の手を借りずとも、50年先、100年先、その先の未来へ、自然に世代交代を繰り返す原生林のような「永遠の杜」を目指した壮大なプロジェクト。
先人たちの思いを受け継ぎ大切に育まれてきた代々木の杜は、100年の歳月を経て、当初計画より早く実現に近づけた、約3,000種の動植物が生息する都内有数の豊かな杜に成長しています。
清酒菰樽

南参道に整然と陳列された全国各地の銘酒の菰樽(こもだる)。これらは明治神宮全国酒造敬神会会員、そして全国各地の酒造家から献納されたものです。
この錚々たる銘柄と奉納の数は全国屈指!お酒好きでもそうでなくても、一度は見たり聞いたりしたことのある銘柄ばかり。ぜひ一度じっくり眺めてみてくださいね。
ワイン樽

清酒菰樽の向かいに陳列されているワイン樽。
元来、無類のお酒好きとして知られた明治天皇。もとは、日本酒を好まれましたが、病を患ってからは医者の薦めでワインに切り替え、ワインやシャンパンを多くたしなまれたそうです。
それに因んで、仏ブルゴーニュ東京事務所代表でブルゴーニュ名誉市民、かつシャトー・ドゥ・シャイイホテルのオーナーで現・株式会社東機貿代表取締役でもある佐多保彦氏の呼びかけにより、ワインの名産・ブルゴーニュ地方の現地醸造元各社から献納されたワイン樽だそうです。
大鳥居

南参道と北参道が交わる正参道入口に立つ大鳥居。
木造の明神(みょうじん)鳥居としては国内最大といわれ、高さ約12m、柱間の幅約9m、笠木(かさぎ)の長さ約17mといわれています。
老朽化を嘆いた篤志家がはるばる台湾丹大山から運ばれてきた樹齢1500年のヒノキの巨木を奉献、昭和50年(1975年)12月23日に建替竣工しました。なお、明治神宮で引退した旧大鳥居は現在、埼玉の大宮氷川神社の二の鳥居として現役で活躍中です。
手水所

手水舎は西、東、南の3ヶ所。いずれも国指定重要文化財であり重厚なたたずまいの手水舎です。
現在は、新型コロナ感染症対策として、ひしゃくを使わずに手水がとれるよう、流水式にしています。ここで心身を清めてからお参りをしましょう。