目次
鳶職人になるには見習いから始めよう
鳶職人として取得したい資格

鳶職人になるには見習いから始めよう

【鳶職】の仕事内容とは?作業別の種類や年収・取得したい資格を詳しく解説!
(画像=『工具男子』より引用)

現在、鳶職を学ぶための専門学校はなく、学歴も資格もない人が採用されるケースが多いです。つまり、鳶職になるために特別に学校に通ったりする必要はないのです。

基本的には建設会社等に就職して1から技術を学んでいくことになります。18歳未満の場合、高所作業に従事することは法律で禁じられていますので、まずは一般運搬などの地上作業がメインとなります。

冒頭で述べたように、鳶職は怪我や命を落とす危険な仕事なので、事故防止のために先輩から厳しい指導を受けることもあります。仕事に慣れるまでは、肉体的・精神的に厳しいと感じるかもしれません。

鳶職人として取得したい資格

【鳶職】の仕事内容とは?作業別の種類や年収・取得したい資格を詳しく解説!
(画像=『工具男子』より引用)

鳶職人におすすめの資格は、以下の4つです。鳶職人になるために必要な資格は特にありませんが、資格を持っていることで収入アップやキャリアアップにつながることもあります。

資格①玉掛け

鳶職人になるために必要な資格は特にありませんが、この資格を持っていれば、クレーンを操作して吊り荷にワイヤーロープをかけたり、外したりすることができます。

足場鳶、鉄骨鳶、重量鳶、橋梁鳶など、上記のどの鳶職でも玉掛け・玉下ろしの作業は必要ですので、まずはこの資格を取得することを目標にしてみてはいかがでしょうか。

資格②足場の組立て等作業主任者

この資格は、吊り足場、張り出し足場、高さが5mを超える構造の足場の組立・解体・交換を行う際に必要な資格です。これらの足場の作業には、労働災害の防止を図るため、足場資格者の配置が法律で義務付けられています。

足場免許を取得するには、足場の組立・解体・交換など足場に関する業務に3年以上従事した経験が必要です。土木、建築、造船を専攻して学校を卒業した場合は、2年以上の足場作業の経験が必要となります。

資格③建築物等の鉄骨組立て等作業主任者

【鳶職】の仕事内容とは?作業別の種類や年収・取得したい資格を詳しく解説!
(画像=『工具男子』より引用)

「建築物等の鉄骨の組立て等作業主任者」は厚生労働省が認定する国家資格です。高さ5m以上の鉄骨建築物の組立・解体を行う場合、この資格を持つ者を配置する必要があります。

そのため、鳶職として働く人には需要がある資格です。この講座を受講するためには、実務経験が必要です。建築や土木の学校で学んだ人は2年、学校に通っていない人は3年の実務経験が必要です。

資格④とび技能士免許

鳶職人が将来的に取得を目指す重要な国家資格「とび技能士」ですが、資格には3つのレベルがあります。2級は実務経験2年以上、1級は実務経験7年または2級取得後2年の実務経験が必要です。特に1級は取得が難しく、多くの知識と経験が必要とされます。

しかし、1級を取得すれば、独立し、職業訓練校の講師として働くことができます。将来的に鳶職人として独立を考えているのであれば、必須の資格といえるでしょう。