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登山計画書はいつ誰に出せばよいのか?
でも実は計画を立てること、それ自体が重要。

登山計画書はいつ誰に出せばよいのか?

登山計画書って何だろう?それは緊急時の最後の命綱。
(画像=出典:YouTube、『FUNDO』より引用)

登山計画書は、基本的には登山する地域を管轄している警察に提出しますが、登山口に登山届用ポストがあればそれに入れて構いません。またFAXや郵送でも構いません。最近では各警察のHPにてメールで受け付けたり、入力フォームを用意しているサイトもあります。登りたい山を担当している都道府県警察HPを確認して下さい。出来れば7日前~2日前だといいですね。

また、登山計画は身近な人に連絡しておくことが必要です。そもそも遭難したことに気づいてもらえなければ、捜索願も出してもらえません。同居の家族には登る山と下山予定日は伝えましょう。一人暮らしの場合やわざわざ家族に教えたくないという人は、会社の同僚や恋人、行きつけの飲み屋のマスターでもいいのです。「XX山に行ってくるから、○○までに戻らなかったら警察に連絡して欲しい」と一言伝えましょう。大げさでもなんでもありません。これで生死を分けることがあるのです。

でも実は計画を立てること、それ自体が重要。

計画書を書く前に、まずは必要な情報を集めましょう。
最初は登りたい山の標高です。そもそも自分の力量で登れる山なのか事前に確認しましょう。もちろん標高だけでは難易度は図れませんが、おおよその目安にはなります。

次に天候と気温です。登山予定日が雨ならば日程変更が望ましいです。そして予定日の気温によっては持参する服の数が変わってくるかもしれませんね。次に登山口までのアクセス方法と登山ルート、さらにエスケープルート、平均コースタイムを調べましょう。山の標高が高くても、登山口までロープウェイがあったりすると登山の難易度は少し下がります。

登山初心者の場合はパンフレットなどに書かれている平均コースタイムより時間がかかることを考慮して、余裕のある登山計画を立てましょう。最後に山小屋の場所を確認しておきます。緊急時に避難できたり物資が補給できる場所を知っておくと、パニック回避にもつながりますので事故予防にも効果的です。