目次
退職の切り出し方【上司の反応別対応例】
家族や同僚への退職の切り出し方

退職の切り出し方【上司の反応別対応例】

退職の切り出し方は?いつ・どこで・どのように切り出すか徹底解説!
(画像=『工具男子』より引用)

すでに退職の意思が強い場合は慰留を断るべきですが、退職するのであれば円満に行いたいものです。ここでは、円満に退職するための丁寧な慰留の断り方についてご紹介します。

上司の反応①引き留められた

まずは、退職の意思があることをはっきりと伝えましょう。上司の申し出をきっぱりと断るのは気が引けるかもしれません。しかし、少しでも渋るそぶりを見せると、上司は「引き止められる可能性がある」と思ってしまいます。

そうなると、退職日の確定や引継ぎに時間がかかり、転職先への入社に影響が出る可能性があります。すでに転職先が決まっている場合は、はっきりと伝えることが最も効果的です。

転職先が決まっていない場合でも、転職活動中であることや、転職に向けて資格取得の勉強をしていることなど、具体的に取り組んでいることをアピールするとよいでしょう。

退職の切り出し方は?いつ・どこで・どのように切り出すか徹底解説!
(画像=『工具男子』より引用)

また、転職の理由もポジティブに伝えた方が受け止めてもらいやすくなります。「今の職場ではできないスキルアップを転職先でしたい」「転職しないとできない仕事をしたい」など、前向きな理由を伝えましょう。

実際の理由が今の職場への不満であったとしても、それを正直に話してしまうと円満退職は望めません。また、不満に思っていることを改善するように提案される場合もあります。

会社に不満があり、その理由が上司に不利にならないものであれば、会社や上司との関係を悪化させることは避けられるでしょう。

上司の反応②転職先を問われた

退職の切り出し方は?いつ・どこで・どのように切り出すか徹底解説!
(画像=『工具男子』より引用)

「仕事を辞めたい」と伝えると、よく「転職先はもう決まったの?」と聞かれることがあります。特に競合他社への転職の場合、現在の会社の機密情報や知的財産が流出することを最も懸念しているはずです。

転職先を伝えるかどうかは自分次第ですが、円満退職を望むのであれば、何も言わない方が無難でしょう。転職先に伝えた方が良いと思う場合でも、退職願が受理されるまでは伝えない方が賢明といえます。

理由としては、交渉の際に転職先のネガティブな情報を求められたり、取引先がいる場合は転職先の話をしないように圧力をかけられる可能性があるので、退職願が受理されるまでは言わない方が良いでしょう。

退職の切り出し方は?いつ・どこで・どのように切り出すか徹底解説!
(画像=『工具男子』より引用)

もし聞かれた場合は、「○○業界です」というように大まかな情報を答えるようにします。法的にも常識的にも、詳細な点まで伝える必要はありません。

もちろん、社会人としてのルールやマナーは守るべきですが、不安を煽らないよう心がけ、噂が広がらないよう退職の準備をしましょう。

上司の反応③あっさりと受け入れられた

あっさり「そうなんだ」と退職を受け入れてくれることもありますが、その場合は、スムーズに辞められることを感謝して次の職場に気持ちを切り替えていきましょう。

ちょっとは引き留めてくれることを期待する気持ちがあるのは当然ですが、こちらの意思が固いことを感じ取れば、あえて引き留めない方がいいと判断する上司もいるかもしれません。

それに、もし今の職場であまり良い働きができていなかったとしたら、次の職場で努力すれば良い話です。引き留めてもらえなかったことをくよくよと考えるのは辞めましょう。

家族や同僚への退職の切り出し方

退職の切り出し方は?いつ・どこで・どのように切り出すか徹底解説!
(画像=『工具男子』より引用)

会社を辞めるということは、自分1人の問題ではありません。周りにいる人たちに少なからずとも影響を与えることになるでしょう。身近な同僚や家族には特に、退職の決意を理解してもらう必要があります。ここでは、同僚や家族への声のかけ方について取り上げます。

退職の切り出し方【家族】

家族の場合は、転職が決まる前に連絡するのがベストです。配偶者には、転職前から伝えておくとよいでしょう。

転職によって収入や安定性が低下することを、配偶者が納得する可能性は低いといえます。そのため、転職活動を始める前に、自分の価値観を配偶者と共有しておく必要があります。そうすれば、いざ転職を決意したとき、配偶者は応援してくれるはずです。

また、親への報告も忘れずに行ってください。ほとんどの場合、事後報告でも親は応援してくれることが多いですが、心配なら転職活動を始める前に、自分の価値観を伝えておきましょう。

退職の切り出し方は?いつ・どこで・どのように切り出すか徹底解説!
(画像=『工具男子』より引用)

しかし、ここで一番ネックになるのは、配偶者の両親です。配偶者のご両親は、自分の子供や孫の幸せを一番に考えているので、収入や安定性から転職に反対する可能性が高いといえます。

そのため、対策として、上記のように、事前に配偶者の同意を得るとともに、ご両親の支持を得る必要があります。では、配偶者や両親などの家族が反対している場合はどうすればいいのでしょうか?

事前に伝えたとしても、転職先の安定性や年収が低ければ、家族全員が反対するケースも少なくありません。転職先の成長性を伝えても、心に響かない場合もあります。そのような場合、最も効果的なのはタイムリミットを設けることです。

退職の切り出し方は?いつ・どこで・どのように切り出すか徹底解説!
(画像=『工具男子』より引用)

例えば、「30歳までは今の会社で何とかがんばってみるけど、それでも無理だったら辞める」「年末まで様子を見て見るつもりだけど、もし可能性がないようなら辞めざるを得ない」のように言えます。

期限を設けることで、熱意が伝わりやすくなりますし、自分や家族の将来を真剣に考えて決断していることを示すことができます。

退職の切り出し方【同僚】

最終的な承認を得るまでは、同僚に話をしないようにしましょう。好ましくない噂が広がったり、転職の理由が本心と異なったりすると、自分にとっても会社にとっても良いことはありません。

同僚と思わぬトラブルになったり、会社の悪口を言ったと誤解されたりするのは避けたいものです。原則として、同僚の了承を得る前に伝えることは避けるべきと心得ましょう。

退職の切り出し方は?いつ・どこで・どのように切り出すか徹底解説!
(画像=『工具男子』より引用)

とはいえ、同期や長年机を並べて仕事をしてきたメンバーなど、就職活動のことを相談したい同僚もいるかもしれません。この場合、やみくもに多くの人に伝えるのではなく、必要最小限にとどめましょう。

同僚に伝える場合、転職先の会社名や転職の理由などを伝える必要はありません。どうしても伝えたい場合のみ、会社の悪口を言わないように気をつけながら、謙虚に伝えましょう。