転職活動がうまくいき、内定をもらったものの、上司にどのように退職を伝えればいいのかわからないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回は、おすすめの退職報告の仕方、退職報告の順序や、上司に退職を申し出る際の注意点などをご紹介します。スムーズで円満な退職をするためにも、ぜひ本記事を参考にしてください。

目次
仕事を辞めるタイミングってあるの?
退職の切り出し方

仕事を辞めるタイミングってあるの?

退職の切り出し方は?いつ・どこで・どのように切り出すか徹底解説!
(画像=『工具男子』より引用)

円満に退職するためには、会社の事情に配慮することが大切です。上司や会社とよく話し合い、お互いに納得して退職することが、気持ちよく転職活動をスタートさせるために必要です。ここでは、退職を申し出る際に避けるべきタイミングについて解説します。

仕事を辞めるにもタイミングはある

民法では、期間の定めのない雇用契約は、解約の申し入れから2週間で終了するとされています。しかし、2週間前に退職の意思表示をするのはあまりに唐突といわれても仕方ないでしょう。

引き継ぎや手続きにかかる時間を考慮した上で、遅くとも1ヶ月前を目安に申し出てください。また、退職前には必ず社内規定を確認し、時間に余裕を持って行動しましょう。

【避けた方がいい】仕事を辞めるタイミングとは

会社にとって社員が辞めるのは、繁忙期やプロジェクトがピークに達したときが一番困るとされています。ある程度会社の仕事の進捗具合を見ながら周りの様子もうかがい、できる限り仕事の忙しくないタイミングに動くのが賢明でしょう。そうすることで、退職交渉もスムーズに受け入れてもらいやすくなります。

退職の切り出し方

退職の切り出し方は?いつ・どこで・どのように切り出すか徹底解説!
(画像=『工具男子』より引用)

それでは次に、退職を伝える際の具体的な相手や適切な時期や場所、退職願の提出方法など、基本的なステップを見ていきましょう。

退職の切り出し方①【誰に】切り出すのか

退職の申し出は、まず直属の上司に行います。直属の上司に伝えないまま、人事部や課長、部長など、会社の上の人に伝えるのは得策ではありません。

会社という組織では、報告する順番が非常に重要だからです。「どうせ辞めるんだから」と組織のルールを無視してしまうと、上司の面目をつぶすことになりかねません。

また、親しい同僚といえども先に伝えることはせず、上司の了解を得て、時期が来たら報告するようにしましょう。

退職の切り出し方②【いつ】切り出すのか

退職の切り出し方は?いつ・どこで・どのように切り出すか徹底解説!
(画像=『工具男子』より引用)

上司と話をするためには、もちろん先にアポを取る必要があります。アポは、電話、メール、チャットツール、口頭などの方法で取ることができます。アポを取るときは、他の社員がいない場所を選ぶか、上司だけにメッセージを送るようにしましょう。

退職に関するアポを上司に取りたいときは、相談の仕方やタイミングに気をつけるようにしなければいけません。お互いに気持ちよく退職するために、気をつけなければならないポイントの1つです。

アポの内容は、「今後について」「退職について」などのワードは触れずに、普段通りのコミュニケーションを心がけましょう。メールで退職の意思を伝えるのはマナー違反です。なかなか話しにくい話題ではありますが、勇気を出して直接話してみましょう。

退職の切り出し方③【どこで】切り出すのか

退職の切り出し方は?いつ・どこで・どのように切り出すか徹底解説!
(画像=『工具男子』より引用)

退職の意思表示は、周囲に人がいない会議室で行うのがマナーです。上司に「ちょっといいですか?」と声をかけ、個室に呼び出すようにして下さい。このとき、「今後のことについて相談したいのですが」など、退職を示唆するようなことは言わないようにしましょう。

上司が忙しそうで時間がとれない場合や、在宅勤務でなかなか話ができない場合は、「今週中に数分お時間をいただけないでしょうか」とアポを取ることもできます。直接会って話すのが難しい場合は、メールでアポを取ることも可能です。

退職の切り出し方④【どのように】切り出すのか

相談するタイミングは、昼休みや終業後など、周りに人がいないときが理想的です。職場によっては、勤務時間中に仕事以外のことを話すのは好ましくないと考えるところもあるので、上司からの指定がない限り、勤務時間外の時間を選ぶようにしましょう。

事前にアポをとっていても、相手と話したり、メールを送ったり、実際に相談するのは就業時間外が無難です。