スイスは有名な時計メーカーや高級な時計メーカーが多いことで知られています。
高級な時計メーカーと言えばオーデマ・ピゲやヴァシュロン・コンスタンタン、パテック・フィリップなどが有名ですね。また知名度が高い時計メーカーと言えばロレックスやオメガ、タグ・ホイヤーなどが思い浮かぶのではないでしょうか。

一流のアイテムを身に着けることは一流の男性になる近道と言われます。

ビジネスマンにとって違和感なく身に着けられる一流のアイテムと言えば時計ではないでしょうか。あなたも、一流の時計を身に着けることで一流の男性へとレベルアップしてみませんか?

スイスの時計の歴史

高い実用性とデザイン性の融合。「スイスの腕時計メーカー」をご紹介
(画像=pinterest.jp/pin/225320787588341104/、『KASHI KARI』より引用)

宝飾細工職人とユグノーの出会い

16世紀。世は宗教改革の真っただ中です。フランスで迫害されたユグノーと呼ばれる改革派協会(カルヴァン派)の人々は、列強各国へ亡命した際、その高い知的水準を生かして亡命先の経済を大きく発展させたと言われています。

元々ジュネーブは宝飾細工が盛んな土地でしたが、この頃のジュネーブは贅沢を禁じられていたため、宝飾細工の職人達は失業状態にありました。ここにフランスから亡命してきた時計技術を持つユグノーが合流した結果、宝飾細工と時計技術が融合することとなったのです。

その後18世紀には時計作りは産業として定着し、19世紀に入ると近代的な設備を持つ時計工場が増え始めました。そして現在まで有名な時計ブランドが次々と創業しています。

しかし20世紀に入ると機械式より精度が高く、価格が安いクォーツ時計が世界中で流行し始めるため、クォーツ化に乗り遅れたスイスの時計は壊滅的な痛手を受けました。

高い実用性とデザイン性の融合。「スイスの腕時計メーカー」をご紹介
(画像=pinterest.jp/pin/13792342588764502/、『KASHI KARI』より引用)

スウォッチが救ったスイスの苦境

ここからスイスの時計産業を立て直したのがスウォッチです。スウォッチは日本製のクォーツ時計からシェアを取り返すために開発された時計で、欧米を中心に大流行した結果、スイスの時計はシェアを奪い返すことに成功しました。

現在ではこのスウォッチのメーカーはムーブメントメーカーを統合したETAを展開し、機械式、クオーツ式両方のムーブメントを製造しています。そしてスイスでは大多数の時計メーカーがこのETAからムーブメントなどの部品の供給を受けています。

ETAのムーブメントは精度が高いので抜群の信頼性を持っています。同時にコストが安いため時計メーカーは高品質で低価格なムーブメントを効率よく入手するためスイスで時計を作るようになっていきました。そのためスイスに時計メーカーが集まることになり、メーカー同士の切磋琢磨の結果、世界的にも非常に高品質の時計が生まれたのです。

おすすめのスイスの時計ブランド10選

高い実用性とデザイン性の融合。「スイスの腕時計メーカー」をご紹介
(画像=pinterest.jp/pin/333547916145281511/、『KASHI KARI』より引用)

ロレックス

・ブランドの創業年 1905年

現在はスイスの時計メーカーですが、もともとはドイツ人のハンス・ウィルスドルフがロンドンで創業した時計メーカーです。

懐中時計が主流だった時代にいち早く腕時計に注目。腕時計ならではの利便性に目をつけ、防水機能やパーペチュアル機構(自動巻き機構)デイトジャスト機構(日付が午前零時頃に一瞬で切り替わる)を発明しました。

最近では全米オープンや全英オープン、マスターズといった男子メジャーゴルフ選手権の他にも、カーレースやテニスの国際大会などのオフィシャルタイムキーパーを担当するほどロレックスの時計の精度の高さは世界中で認められています。

ロレックスと言うと日本では豪華なイメージを持つ人が多いのですが、むしろ実用性の高さが評価されているメーカーでもあります。そのため、デザインやブランドのネームバリューに惹かれて購入した人が、ロレックスの時計の精巧さに感動するということも珍しくないようです。

コスモグラフ デイトナ ブラック 116520

高い実用性とデザイン性の融合。「スイスの腕時計メーカー」をご紹介
(画像=『KASHI KARI』より引用)

[ロレックス]ROLEX 腕時計 コスモグラフ デイトナ ブラック 116520 メンズ [並行輸入品]

  • ROLEX(ロレックス)

ロレックスのスポーツモデルタイプの中では最上位に位置する時計です。ロレックスらしい堂々とした存在感を持つデザインが特徴で、デザインはもちろんのこと機能や重みなどのバランスも秀逸だと評されています。

正確で機能性が高い本格派の時計ですが、デザイン的にもカジュアルシーンにピッタリな気軽さから人気が高く、元々の価格より高値で取引されることもあるようです。

オメガ

・ブランドの創業年 1848年

日本ではロレックスと同じく高級腕時計メーカーとして幅広く知られているメーカーです。時計師ルイ・ブランがスイスに時計工房を開設した事からオメガは始まりました。

オメガの歴史はそのままスイスの時計産業の歴史であるとも言われています。

オメガが展開する腕時計はあらゆるシーンで活躍できる機能性の高さに注目が集まることが多いです。またオメガと言う言葉には「完全、達成」と言う意味があるのですが、オメガの腕時計には、どんなシーンでも正確に時間を刻むことができる精巧な作り、完璧な究極の時計でありたいという願いが込められています。

スピードマスター ムーンウォッチ

高い実用性とデザイン性の融合。「スイスの腕時計メーカー」をご紹介
(画像=『KASHI KARI』より引用)

オメガ スピードマスター ムーンウォッチ プロフェッショナル 311.30.42.30.01.005 ブラック[並行輸入品]

  • オメガ
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このスピードマスターはF1ドライバーにも愛用者が多いことで知られている他、精巧で精密な作りが特徴の時計です。アポロ11号が人類で初めて月面着陸に成功したとき、その乗組員が着用していたのがスピードマスターだったことも有名な話ですね。

このアポロ11号の乗組員が着用していたモデルこそがムーンウォッチですが、驚くべきことにムーンウォッチは宇宙用に開発された時計ではありません。一般用の時計を宇宙で着用していたのです。このことは後にオメガが高性能な時計であることの証明となりました。

そのうえスピードマスター ムーンウォッチはデザイン性も高いので様々なシーンで重宝するでしょう。

IWC(インターナショナル・ウォッチ・カンパニー)

・ブランドの創業年 1868年

アメリカ人技師のフロレンタイン・アリオスト・ジョーンズと時計職人のヨハン・ハインリッヒ・モーザーがアメリカ市場向けに設立した時計メーカーがIWCです。スイスの時計職人が持っている伝統の技術と、アメリカが誇る最先端技術を融合させることで、究極の高品質の時計を生産することを目指して創業されました。

そんなIWCは創業当初から真新しい複雑機構を搭載した時計を発表し続けています。

質実剛健なイメージを持つIWCの時計は軍用時計という側面も持っています。中でもパイロットウォッチのマークシリーズが有名ですね。

ポルトギーゼ クロノグラフ

この時計はフォーマルで落ち着いた印象が特徴です。シンプルなクロノグラフの時計なので複雑な操作が不要。操作性も抜群でたくさんの方から愛されています。

IWCだと分かる人には分かる時計であり、またIWCが通好みのメーカーでもあるので人とあまり時計が被らないところも時計好きの心を掴むのでしょう。

程よく手首にフィットする皮ベルトの装着感も人気の秘密。ブランドの知名度、時計のデザイン、価格、機能性のバランスが秀逸な一品です。