目次
派遣のメリットは?
派遣のデメリットとは?

派遣のメリットは?

派遣で働くメリットとデメリットは?正社員や契約社員との違いを解説!
(画像=『工具男子』より引用)

派遣という雇用形態にはメリットとデメリットの両方があります。まずは派遣社員として働くメリットから見ていきましょう。

派遣のメリット①自分の好きな条件で働ける

派遣の仕事は、勤務地や職種、仕事内容など基本的な条件のほかに、勤務日数や勤務時間などをライフスタイルに合わせて決めることができるのが特徴です。そのため、育児や介護など様々な事情で限られた日数や時間でしか働けないという場合でも柔軟な働き方をしやすいのが魅力です。

また、勤務時間や勤務日数は雇用契約の際に定められ、残業や急な休日出勤もありません。そのため、急にスケジュールが変更になる心配が少なく、無理せずに働くことができます。

派遣のメリット②スキルアップできる

派遣で働くメリットとデメリットは?正社員や契約社員との違いを解説!
(画像=『工具男子』より引用)

派遣社員には契約期限があるからこそ、様々な職種を経験することができます。そのため、これからスキルアップしていきたい方や、自分に向いている仕事を見つけたいと考えている方には派遣という働き方が適していると言えます。

一つの企業で正社員として働き続けていると、細かい部分まで他社との比較をするのは難しいですが、派遣であれば様々な職場での経験を通して自分に合う職業を見つけやすくなります。

また、正社員として入社するのは難しい企業で働くことができたり、興味のある職種を実際に経験できるのも派遣社員として働くメリットと言えるでしょう。

派遣のメリット③人間関係の煩わしさがない

派遣社員は、あくまで派遣会社に所属しているスタッフであるため、派遣先企業での面倒な人間関係や派閥争いなどに振り回されることが少ないです。さらに、派遣先で万が一パワハラやセクハラを受けた場合は、派遣会社の担当者に相談して改善を求めることができます。

また、基本的に職場での飲み会などに付き合いで参加する必要もないので、プライベートの時間をしっかり確保することができます。適度な距離感で人間関係を保ちながら働きたい方におすすめの働き方と言えるでしょう。

派遣のメリット④パートより時給が良い

派遣で働くメリットとデメリットは?正社員や契約社員との違いを解説!
(画像=『工具男子』より引用)

派遣社員はアルバイトやパートと同じように自分が希望する曜日と時間で働くことができますが、派遣社員の時給はバイトやパートと比較すると高いのが特徴です。

正社員のように月給制ではなく、時給制であることをデメリットと感じるかもしれませんが、パートやアルバイトと比べれば時給が高く設定されていることが多いため、効率良く稼ぐことができます。

派遣の平均時給は1,500円前後となっており、東京の最低賃金のおよそ1.5倍です。時給が高い仕事ほど高いスキルが求められるものの、アルバイトやパートよりも多く稼げるのは大きなメリットと言えるでしょう。

派遣のメリット⑤フォロー体制が万全

正社員や契約社員など直接雇用で働く場合、仕事をしていくうちに発生した悩みや不満は直属の上司に相談するケースが多いです。しかし、派遣社員の場合は、雇用主である派遣会社の担当者に相談できるため、職場では言い出しにくいことも気軽に相談することができるのがメリットです。

なによりトラブルが生じた場合でも派遣会社に間に入ってもらえるため、一人で悩まずに済むのはもちろん、安心して働くことができます。

派遣のデメリットとは?

派遣で働くメリットとデメリットは?正社員や契約社員との違いを解説!
(画像=『工具男子』より引用)

どの働き方にも、少なからずデメリットがあります。この項目では、派遣社員として働くデメリットを見ていきましょう。

派遣のデメリット①同じ職場には3年しかいられない

派遣には派遣期間の制限があるため、同じ派遣先で働き続けることはできませんが、最長3年までの長期就業が可能です。しかし、できるだけ長く働いていきたいという希望がある方にとってはデメリットと言えるでしょう。

ただし、3年以上同じ派遣先で働き続けたい希望がある場合、勤務先企業に直接雇用してもらう方法や、派遣先に直接雇用をしてもらうことが前提の派遣契約である紹介予定派遣を選ぶという選択肢があります。3年までしか働けない派遣期間の制限がある一方で、働き続けられる方法があることも知っておくと選択肢が広がるはずです。

派遣のデメリット②給料格差が大きい

派遣で働くメリットとデメリットは?正社員や契約社員との違いを解説!
(画像=『工具男子』より引用)

派遣で働く場合、自分が持つスキルによって給与が左右される点に注意が必要です。当然のことながら、薬剤師やエンジニアなどの専門職は給与が高く、特別なスキルや資格がなくても働ける職種は給与も低くなります。

具体的には有資格者の仕事で時給1,500円~4,000円程度、資格が不要の仕事だと時給1,000円~1,500円程度と差があります。このように、未経験でも働ける職種や資格不要な職種で高給な仕事を見つけるのは難しいと言えるでしょう。

もし今現在、強みになるような資格を持っていないという場合は、最初は職種を限定せずに一般事務やテレフォンオペレーターなど、未経験でも採用されやすい業務に就いて経験を積むのもひとつの方法です。様々な業界を経験すれば次第に仕事の幅が広がり、希望の職種に就ける可能性が高くなります。

派遣のデメリット③賞与や交通費の支給がない

派遣社員には交通費や賞与が支給されないケースがほとんどですが、その分が時給に上乗せされているケースがあります。そのため、派遣先を選ぶ際は、交通費や賞与がどのように扱われているか確認しておく必要があります。

もし、交通費が出るのを重視したい場合は、どのような形であっても交通費が支給されることを重視して派遣先を選ぶのもひとつの方法です。逆に交通費が出なくても仕方ないと思う方は、自宅近くの派遣先を選んで交通費を抑えると良いでしょう。

しかし、たとえ時給が高く設定されていても、年収で比較すると正社員と派遣社員では収入の格差が生じてしまいます。正社員と派遣社員の待遇差に関して割り切っておけば、仕事に対するモチベーションの維持にもつながるはずです。