購入者からのキャンセル申請に出品者が同意しない場合はどうなる?
購入者が取引のキャンセルを希望する場合、出品者の元には取引メッセージで「キャンセルを希望する」内容のDMが届きます。出品者とは異なり、購入者が一方的にキャンセル申請を送ることなどはできません。
購入者からキャンセル依頼が来た場合、出品者はメルカリ利用規約第11条5項『キャンセル及び商品の瑕疵(かし)』に基づき返金や返品、修理、交換などに基本的に応じる必要があります。
しかし、返金や返品が義務付けられているのは「商品に瑕疵がある場合」に限られます。商品に問題がなく、出品者自身にも瑕疵がない場合は申請に応じる義務はありません。
メルカリ「キャンセル申請」の主な理由とペナルティの有無
メルカリでキャンセル申請をしたとしても、それが理由でペナルティを受けることは基本的にありません。
しかし、購入者側が自己都合などでキャンセルなど迷惑行為を繰り返した場合や、発送側が無断で発送しないといったことを繰り返すと利用制限・無期限利用停止・強制退会などが行われることがあります。
出品者側の主な理由
出品者側がキャンセルするときに考えられるのは主に以下のケースです。
- 商品が破損した
- 商品が無くなった
- 誤った値段をつけてしまった
- 支払いが行われない
購入者側の主な理由
購入者側がキャンセルするときに考えられるのは主に以下のケースです。先述した通り、商品の瑕疵については出品者は必ず対応しなければなりません。一方、購入者の自己都合による取引のキャンセルには出品者は同意する義務はありません。
- 商品の瑕疵
- 届いた商品が気に入らない
- お金が払えない
- 買う気がなくなった
- 間違えて買ってしまった
ちなみに「コンビニ支払い」など、購入から支払いまでにタイムラグがある場合「期日までに支払いを行わない」購入者は意外と多いです。この場合、メルカリ事務局では「取引がキャンセルされたもの」と見なしています。
「代金を払わない」ことは購入者の自己都合によるキャンセルのため、本来は出品者が取引を中断する義務はありません。しかし、支払いの意思のない購入者に連絡しても決済される可能性は低いです。そうしたケースでは、取引を中断する方が再出品がスムーズに進むでしょう。