パートタイム派遣のメリット

ここまでは、パートタイム派遣が人気の理由についてまとめてきました。ここからは、パートタイム派遣にはどのようなメリットがあるのかをチェックしていきましょう。
パートタイム派遣のメリット①時給が高い

パートタイム派遣のメリット1つ目にあげられるのは「時給が高い」ところです。時給は職種や勤務地によってことなりますが、一般的なパートタイムの平均時給は1,000円前後です。
パートタイム派遣の平均時給は1,200円~1,300円程度と言われているので200~300円ほど高くなり、医療事務など専門的な分野になるほど時給は高くなる傾向にあります。当然、求められるスキルも高くなりますが、時給が高いことろは魅力といえます。
パートタイム派遣のメリット②ブランクがあっても働ける

パートタイム派遣のメリット2つ目にあげられるのは「ブランクがあっても働ける」ところです。パートタイム派遣で働く場合、企業との間に派遣会社が入ってくれます。
そのため、復職する際に不安なことや働き方など様々相談にのってもらえます。中には、スキルアップ研修などを行っている派遣会社もあるので、ブランクがあっても安心して働くことができます。
パートタイム派遣のメリット③扶養内で働ける

パートタイム派遣のメリット3つ目にあげられるのは「扶養内で働ける」ところです。パートで働いている方にとって、扶養内で働けるかは重要なポイントになります。税金を納めないで済ませるには、年間所得を103万未満に抑える必要があります。
年間所得が103万を超えてしまうと、配偶者控除の適用外となり所得税を納める義務が生じます。また、年間所得が130万を超えると扶養から外されるほか社会保険への加入も義務づけられるため負担が大きくなるので扶養内で働けることが大きなメリットとなるのです。
パートタイム派遣のメリット④様々な職場で働ける

パートタイム派遣のメリット4つ目にあげられるのは「様々な職場で働ける」ところです。一般的なパートタイムの場合、店舗のレジ打ちや商品販売などの接客業・物流関係や清掃などの仕事が多く見られます。
しかし、パートタイム派遣ではデータ入力などの一般事務や専門職でのオフィスワークなど、これまでの経験を活かせる職場で働けるため、いずれ正社員として職場復帰したいという方にもおすすめです。
扶養の範囲と税金

ここまでは、パートタイム派遣のメリットについて解説してきました。ここからは、扶養の範囲と税金について詳しくみてきましょう。
扶養について
扶養とは収入が少ない家族を経済的に援助することです。一般的には、妻(夫)や子供がその対象ですが、子供が親を扶養する場合もあります。妻(夫)が働いていたとしても、その範囲内であれば扶養家族から外されることはありません、
妻の収入と税金の違い
パートタイム派遣のメリットのところでも解説しましたが、妻(夫)の年間所得額によって払うべき税金が違ってきます。そのため、パートタイムとして働く方は、その額を超えないように働くのが一般的です。
年間所得で、最初の壁となるのが103万円です。103万円を超えると、配偶者控除の適用外となり、所得税を納めなくてはならなくなります。次に壁となるのが、106万です。雇用期間が1年以上(見込み)・ひと月の賃金が8.8万円以上・1週間の所定労働時間が20時間以上などの一定の条件を満たしている場合、所得税の納税義務に加え、社会保険に加入する義務が生じます。

続いて壁になるのが130万円です。130万円を超えると扶養家族から外されるため、勤め先の社会保険に加入するか、自分で国民健康保険や国民年金を払わなければならなくなります。また、150万を超えると、配偶者特別控除の適用外となります。
こうしてみていくとマイナス面だけのように感じますが、将来もらえる年金が増えるなどプラス面のあるので、自分がどの金額までなら働けるのをしっかり確認しておくと良いでしょう。