目次
家の売却相場に影響する要因
家の売却相場を調べる簡単な方法
家の売却相場に影響する要因
不動産の査定額は、どのようなことを要因として価格が上下するのかご存知でしょうか?続いては、家の売却相場に影響する要因をチェックしていきましょう。査定額がどのようにして決まるのか、不動産会社が確認するポイントをまとめました。
要因①築年数
戸建て・マンションとも、築年数が経過するにつれて売却価格は低下します。法定耐用年数では、戸建てが22年、マンションが47年となっており、両者を比較すると倍以上の差があることが分かります。マンションよりも戸建ての方が物件価値の低下が早いので、戸建てを売却したい場合、より早くから検討する必要があります。
相場の下落速度からみれば、建築直後から10年未満が最も速いです。たとえ築年数が浅くても、一度でも人が住んだ物件は中古として扱われます。10年未満で売却を考えている場合は、できるだけ早めの行動をおすすめします。
10年目以降も下落し続けますが、10年~20年未満はやや緩やかになり、20年目以降はゆっくりと下降していきます。
要因②立地条件
立地条件は、不動産の価値を大きく左右する要因のひとつです。交通や買い物、学校など、生活の利便性が高い立地は査定額にも良い影響をもたらします。不動産会社がチェックする主な立地条件は以下のような事項が挙げられます。
- 公共交通機関(駅・バス停など)までの距離
- 公共施設(市役所・区役所・学校など)までの距離
- 金融機関(銀行・郵便局など)までの距離
- 買い物の利便性(スーパー・コンビニ)
- 周辺の治安状況
- 自然が多く閑静な住環境
要因③物件の状態
物件の状態も査定額に大きく影響します。当然ながら、キレイな状態ほど査定額は高くなります。劣化が酷く、フルリフォームが必要な場合、その分差し引かれることになり査定額が低くなってしまいます。自分で業者に依頼してフルリフォームをする方法もありますが、数百万円も費用がかかり売却価格に反映されず損をしてしまうことも少なくありません。
家を購入した際は、いずれ売却することも視野に入れ日頃から大切に扱うことで、将来の査定額が大きく変わります。物件の状態は、その他設備や間取り、日当たりなども要因になります。不動産会社がチェックする主な物件条件は下記のような事項が挙げられます。
- 家の外観状況(屋根・外壁など)
- 家の内装状況(傷み・汚れなど)
- 設備(空調・収納・防犯システムなど)
- エネルギー供給元(ガス・オール電化など)
- 間取り・生活導線
- 日当たり・風通し
- 窓からの眺望
- 駐車場
- 管理状況※マンションのみ
家の売却相場を調べる簡単な方法
家の売却相場を知りたくても、自分で1件1件不動産会社に確認するのは大変です。初めての方でも、気軽に早く簡単にできる売却相場の調べ方があります。不動産会社が訪問することもなく、自宅にいながらできるので、是非活用してみて下さい。
Webサイトの一括査定を利用する
適正な売却相場を知るには、複数の不動産会社に査定をしてもらうことがポイントです。しかし、各不動産会社のHPから情報を入力したり、問い合わせたりするのは時間と労力がかかってしまいます。そこでおすすめなのがWebサイトの「不動産一括査定」を利用することです。
不動産一括査定とは、自宅にいながら不動産の簡単な情報を入力するだけで、複数の業者に繋げてくれる大変便利なサイトです。先に解説した通り、不動産会社の査定方法には「机上査定」と「訪問査定」がありますが、一括査定サイトでは「机上査定」で、複数の不動産業者からおおまかな査定額を提示してもらうことができます。
一括査定を行うメリット
一括査定を行うメリットは、何といっても手間が省けることです。不動産に査定を依頼する場合、会社のHPにアクセスし、以下のような物件情報を入力する必要があります。
- 土地面積(※戸建ての場合)
- 建物面積(※マンションの場合は占有面積)
- 住所
- 築年数
- 構造
複数の業者に依頼する場合、これらを何回も入力する必要があります。一括査定サイトを利用すれば、一回の入力で一度に複数の業者へ査定依頼ができます。
しかもサイトの運営会社は、提携する不動産会社から手数料をもらっている為、利用者は完全無料で利用することができます。不動産会社からすれば、一括査定サイトで名前を知ってもらえる良いきっかけになるので、大手から地元企業まで多くの業者が登録しています。複数の査定結果を比較することで、その物件の適正価格・売却相場を知ることができるでしょう。