転職が決まったら、スムーズな退職に向けて動き出す必要があります。円満退職は社会人としての最低限のマナーであり、退職時の立ち居振る舞いはその後の人脈にも影響します。そこで、当記事では退職のスケジュールや必要な手続きについてまとめました。退職の流れをしっかりと把握し、円満退職を目指しましょう。

目次
退職届とは
退職日までの流れ

退職届とは

退職届はいつまでに出す?退職日までの流れと必要手続きを解説!
(画像=『工具男子』より引用)

社会人として、周囲に迷惑をかけず、できるだけ円満にスムーズに退職するのは当然のことです。まずは、退職といえば多くの人が思い浮かべる「退職届」とは何かについて見ていきましょう。また、よく似た表現である「退職願」との違いも解説します。

職場をやめる際に提出する退職届

退職届とは、会社の意向に関係なく退職を申し出ることができる書類です。退職が受理された場合、基本的に取り消すことはできません。また、退職届は、会社の判断を待つ必要はありません。

退職願と退職届の違い

この動画では、後悔しないための退職前の事前準備について紹介し、退職後に必要な各種申請についても解説しています。「退職願と退職届の違いとは?どちらを先に送ればいい?書き方にも違いがある?」このような疑問に答えていますので、ぜひチェックしてください。

退職日までの流れ

退職届はいつまでに出す?退職日までの流れと必要手続きを解説!
(画像=『工具男子』より引用)

以下は、退職を決意した日から、退職願を提出し、実際に仕事を辞めるまでのスケジュールです。下記をご確認いただき、ご自身の退職の際の参考にしてください。

①退職の意思を伝える

退職の意志が固まったら、まずは上司に伝えます。退職の意思を伝えるタイミングは、就業規則で確認した時期よりも早めに上司に相談するとよいでしょう。

退職の理由を述べる際には、勤めている会社に対する不満や批判にならないように気を付けるようにします。自分自身のキャリアアップや家庭の事情などを理由にすると良いでしょう。また、今の会社や今までお世話になった方への感謝の気持ちを伝えることも大切です。

②退職届の提出

退職届はいつまでに出す?退職日までの流れと必要手続きを解説!
(画像=引用:コメディカルドットコム、『工具男子』より引用)

上司と相談し、退職日を決めたら、退職届を提出します。退職届は直属の上司に提出しますが、書類には社長の名前を書きます。退職を思いとどまったり、辞めたら訴えられると言われたとしても、2週間前に退職の意思表示をすれば、法律上、退職は可能です。

③仕事の引き継ぎ

退職日までに、必ず職責を引き継いでください。後任者は、上司と相談して決めます。後任者には、現在進行中の業務を伝えると同時に、マニュアルや業務リストを作成しておくと、効率的な引継ぎができます。引き継ぎがうまくいかないと、退職後に連絡が来ることもあるので、慎重に行いましょう。

④有給休暇の申請

退職届はいつまでに出す?退職日までの流れと必要手続きを解説!
(画像=『工具男子』より引用)

有給休暇が残っている場合は、消化してから退社するようにスケジュールを組みましょう。有給休暇がどれくらい残っているかは、会社に確認しておくとよいでしょう。退職日から逆算して、いつまでに有給休暇を使い切らなければならないかを計算するのがおすすめです。

⑤退職日に備品の返却と必要書類の受け取りを行う

退職日、最終出社日には、会社の人たちやお世話になった人たちに挨拶をしておきましょう。また、備品の返却や必要書類の受け取りなど、事務手続きを行うことも必要です。