美味しい上に栄養価が高いチーズですが、その脂肪分の多さとカロリーの高さから敬遠されている方も多いのではないでしょうか。しかし栄養豊富なチーズは、正しい食べ方を心がければ健康的なダイエットをサポートしてくれる嬉しい食品になります。ここでは、チーズダイエットの効果と食べ方を詳しく解説していきます。チーズ=太ると思っていた方、チーズ好きの方必見です!
目次
チーズでダイエットできるって本当なの?
チーズの栄養やダイエット効果とは?
チーズでダイエットできるって本当なの?
チーズはカロリーが高く、「チーズ=太る」というイメージを持つ方も多くいます。しかし今ちまたでは「チーズダイエット」が密かにブームを起こしつつあります。チーズにも様々な種類がありますが、全体的に高カロリーで、カロリーだけを見るとダイエットには良くないものと思われがちです。
しかしチーズには、ダイエット中不足になりがちな「タンパク質」「カルシウム」が豊富に含まれており、上手に摂取することで健康的なダイエットをサポートしてくれます。脂肪や糖質の代謝を促してくれる「ビタミンA」「ビタミンB2」も豊富で、まさにダイエット向きの食品と言っても良いでしょう。
だから言って、食べ過ぎや間違った食べ方は太る原因になってしまうのも事実です。ここでは、ダイエットに効果的なチーズの食べ方をしっかり学んでいきましょう。
チーズの栄養やダイエット効果とは?
では、チーズにはどのような栄養やダイエット効果があるのでしょうか。正しい知識を知ることで、より効率的にチーズダイエットを行うことができます。チーズで栄養をたっぷりと摂って、健康的に美Bodyを手に入れましょう!
ダイエット効果①血糖値の上昇を抑制
GI値が高い食品を高GI値食品、GI値が低い食品を低GI値食品といいます。チーズはその値が大豆に並みに低い、低GI値食品です。GI値とは、グリセミック・インデックス(Glycemic Index)の略で、食品ごとの血糖値の上昇度合いを間接的に示す数値のことです。
GI値が高い食材を食べると血糖値が急上昇し、反対にGI値が低い食材を食べると血糖値の上昇を抑制してくれます。つまり、チーズを摂ることで、血糖値をコントロールし糖化が改善され、ダイエットだけでなく癌や糖尿病予防に効果があります。
ダイエット効果②基礎代謝の向上
チーズを含む乳製品には、筋肉をつくる元となる「タンパク質」が豊富に含まれています。特にチーズは「タンパク質の王様」とも言われる程の食品です。筋肉が増えることで基礎代謝がアップし、効率良くダイエットをすることができます。
筋肉量が減ると一時的に体重が減るのでダイエットが成功したかのように思えますが、代謝が悪くなり太りやすいカラダになってしまいます。食指制限などをした後に、すぐにリバウンドしやすいのはこの為です。筋肉をつけて基礎代謝を向上させることが、リバウンドしにくく健康的に痩せるコツになります。
ダイエット効果③脂肪の蓄積を抑制
チーズには他の食材と比べて脂肪が多く含まれているので、太りやすい、ダイエットの敵というイメージが強いでしょう。しかし、チーズの脂肪は細かい球状になっており、大変燃焼しやすい形をしています。肉などに比べると4~5倍の速さで分解され、体に蓄積されにくい脂肪と言われています。
また、チーズを食べると内臓脂肪の蓄積が抑制されることも実証されています。血液中の中性脂肪と総コレステロールの濃度が統計学的有意に低下することも明らかになりました。
チーズを食生活に取り入れることで、心筋梗塞や脳卒中など生活習慣病の引き金となる「メタボリックシンドローム」(内臓脂肪症候群)を予防し、健康的な毎日を過ごせるようサポートしてくれるでしょう。
ダイエット効果④糖質や脂質の分解
チーズがダイエットに良いとされる理由の1つにビタミンB2があります。ビタミンB2には、糖質や脂質、タンパク質のを効率良く分解し、エネルギーに変える働きがあります。
脂質の代謝をサポートしてくれるので、脂っこいものと一緒に食べると太りにくくなります。チーズ100gには、1日に必要なビタミンB2のおよそ半分の量が含まれており、ダイエットに最適な食品と言えるでしょう。
ダイエット効果⑤腸内環境の正常化
チーズは生乳を発酵させて作られているので、乳酸菌が豊富に含まれています。乳酸菌には腸内環境をケアし、正常にする働きがあります。腸内バランスが整うことで便通を促し、太りにくいカラダになります。
特にナチュラルチーズは熱処理を行わないので、乳酸菌を生きたまま摂り入れることができ、便秘にお悩みの方におすすめです。便秘になれば太りやすい・お腹の不快感だけでなく、肌荒れを起こしやすくなります。積極的にチーズを摂って、スッキリ気持ち良い毎日を迎えましょう。
ダイエット効果⑥腹持ちが良い
チーズに含まれるタンパク質は、食欲を抑えてエネルギー消費も促すホルモン「レプチン」を体内で分泌させます。レプチンは「満腹ホルモン」とも呼ばれており、脳の視床下部にある食欲中枢に作用して食欲を抑制させる効果があります。
つまりチーズを食べると、腹持ちが良く、長い間空腹感を感じずに済みます。レプチンは脂肪細胞から分泌されるホルモンなので、脂肪が多いほど分泌量が多く、太っている方ほど効果を感じやすいでしょう。
ダイエット効果⑦脂肪分解の促進
乳製品の中でも、特にカルシウム含有量が多いのがチーズです。カルシウムは骨や歯の主要な構成成分となるだけでなく、脂肪の合成が抑えられ、分解を促進する働きもあります。
カルシウムには、骨や歯を強くし、筋肉収縮、神経興奮の抑制、血圧低下作用も期待できます。まさに健康とダイエット、両方に良い効果をもたらしてくれる食品と言えるでしょう。
チーズの中でも、牛乳の10倍以上という圧倒的なカルシウム含有量を誇るのがパルメザンチーズです。パルメザンチーズををすりおろした粉チーズをいつもの食事に振りかけるだけで、手軽に「美味しさ・栄養・ダイエット」が味わえるので、是非取り入れてみて下さい。