ちぎりパン【作り方】
① 粉とそのほかの材料を混ぜる!
ボウルに強力粉を入れてから、その他の材料を以下のように入れます。
1.左側の端っこに、お砂糖(小さじ2)
2.反対の右側に、お塩(小さじ1)
3.砂糖側にドライイースト(小さじ2)
……の順番で、ボウルに入れてください。
🔶強力粉は、家で計ってビニール袋に入れて持ってくると楽です。
🔶イーストは、塩と離して入れてくださいね。塩には殺菌効果があります。そして、イーストは「イースト菌」! そう、菌なので敵対してしまうのです。そのため塩とイーストをくっつけると、発酵の効力が弱くなるため要注意です!
② 混ぜてからくぼみを作りぬるま湯を注ぐ!
強力粉に砂糖とドライイーストを入れた部分(左側)を、ちょっとスプーンで混ぜてからくぼみを作ってください。そのくぼみにぬるま湯を注ぎ、手で混ぜていきます。
🔶最初はぬるま湯を注いだくぼみの部分を混ぜ、徐々に円を描くように混ぜる範囲を広げていき、最後に全体を混ぜてください。
🔶材料全体が混ざってきてボロボロっとした感じになったら、ひと塊にまとめてください。
③板に乗せてひたすらこねる!
②の塊を、広めのパンコネ用板などの上に置いてください。まだ、パサパサしているので両手でよく練り込むような感じでこねていきます。モサモサとしていた手触りがツルツルになってくるまで、根気よく両手で力を入れて20分くらいよくこねてくださいね。
🔶よくこねるとツルツルした手触りになってきて、生地全体がイーストの働きで温かくなってきます。
④ 生地にバターを加える!
ここで③の生地に無塩バター(5g)を加えて、さらに20分ほどよくバターが全体に馴染むよう、表面が滑らかになるまでこねます。
バターを加えることによって、味も香りもぐっとアップして美味しくなります!
⑤ 生地を発酵させる!
バターがよく生地に馴染んで、つるつると滑らかになった感じがしたら、生地を両手で丸くまとめてください。さらにボウルに戻し、蓋をして温かい場所で生地が2倍くらいの大きさに膨らむまで発酵させます。
🔶今回は、焚き火のすぐ側にボウルを置きました!
⑥ 膨らんだ生地のガスを抜く!
生地が大きく膨らんだら、コネ用板に置き両手で潰してガス抜きをします。平べったくしたら、まず包丁などで半分に切ってから、それぞれを3分割(6等分)しましょう。
6等分したそれぞれの生地を、たたむようにしてまとめ丸めていきます。6個の丸い塊を作ってくださいね。出来上がったら、コネ用板に並べて置いたまま約10〜15分ほど休ませます。
🔶休ませている間に生地が乾燥しないように、ボウルを逆さまにしてかぶせてください。
⑦ 生地を成形してダッチオーブンへ!
休ませて少し膨らんだ6個の丸い生地は、1個ずつ優し〜く手を乗せてくるくると丸めて形を整えましょう。成形したら、オーブンペーパーを敷いたダッチオーブンの壁に沿って並べます。中央は開いたままでOKです。
ダッチオーブンの蓋をしたら、さらに温かい場所に15分ほど置いて二次発酵させます。ぷわっと膨らんでお互いにくっついたら焼きましょう。
🔶せっかく二次発酵して膨らんだ丸い生地が潰れないよう、成形するときや並べる時に力は入れないでください。
⑧ 焼きます!
生地が丸々と膨らんで、お互いが隙間なくぴっちりくっついて一体化したら(本当に、ポンデリングみたいな形になります)「焼き」に入りましょう!
ダッチオーブンでパンを焼くときは、「下火」だけでは焼けません。そこで、焚き火で真っ赤になっている炭を、蓋の上にドンドン乗せてください。これによって、パンの上部にも焼き色が付きます。
🔶ダッチオーブンでパンを焼成(温度・時間を調整しつつ、輻射熱(ふくしゃねつ)を利用しつつ焼くこと)する際は、「そんなにいっぱい!?」というくらい、たっぷりと、燃えている炭を乗せてください。
🔶焼成は、下火は弱く上火は強めにがポイント。蓋の上に炭をのせてから約 20 分!
ちぎりパン【調理ポイント】
すごく大切なことなので、もう一度!塩とイーストが近い場所に加えると、膨らみが悪くなるので必ず離して加えることを忘れないでください!