目次
オイルでエンジンフィーリングが一変したのを初体験!
 ・国内で唯一「次世代添加剤PAG」を配合したエンジンオイル
楽しいけど疲れるVMAX1200のエンジンフィール

オイルでエンジンフィーリングが一変したのを初体験!

確かにオイルはエンジンにとって重要なのですが、オイルがその機種固有のエンジンフィールまでを変化させる影響力は無いと思っていました。

しかし、ここで紹介するエンジンオイル「ZEKURA BIKE X-SYN 10W-40 MA」を今回使ってみて、私のVMAX1200のエンジンは明確に変わったのです。

国内で唯一「次世代添加剤PAG」を配合したエンジンオイル

【国産唯一】走りが変わる!次世代添加剤「PAG」配合の高性能エンジンオイル
(画像=『Moto Megane』より引用)

私自身その名を知らなかった「ZEKURA」は某国内有名オイルメーカーから独立した代表が創業した新鋭オイルメーカー「株式会社潤研」の日本製エンジンオイルブランド。

「ZEKURA BIKE X-SYN」には高性能オイル代名詞となっている添加剤「エステル」よりも酸化安定性・熱安定性に優れた次世代の添加剤「特殊PAG」が配合されており、軽負荷時に潤滑皮膜を形成することで金属同士の接触を防ぐことが期待できるとのこと。

また、エステルの弱点である水の混入に対して強いのも特徴のひとつ。特に寒い季節のエンジン始動直後はクランクケース内が結露してかなりオイルに水が混じって性能を低下させていきます。

酸化、熱、水分の混入に強いということは、結果的にオイル性能が継続することになり、オイル交換後の良好なフィーリングが長持ちするこということを意味します。

【国産唯一】走りが変わる!次世代添加剤「PAG」配合の高性能エンジンオイル
(画像=『Moto Megane』より引用)

ただ、ベースオイルに対する添加剤の量は多ければ良いというわけではないので、PAGは、そのブレンドが非常に難しいそうです。そういったハードルをクリアして商品化された国内唯一のエンジンオイルということになります。

【国産唯一】走りが変わる!次世代添加剤「PAG」配合の高性能エンジンオイル
(画像=『Moto Megane』より引用)

日中も気温の低い日が続いてきている昨今、オイル交換の前に少し近所を走って、油温を上げてオイルを抜きやすくしておきました。結果的に時間をあけずに新旧オイルの違いを実際に体感できることになりました。今までは非純正の化学合成油を使っていました。

楽しいけど疲れるVMAX1200のエンジンフィール

私のVMAX1200は80年代設計のエンジンですし、独特の不等間隔点火であって、今のバイクと比べると少し癖のある乗り味です。

乗れば非常に楽しいのですが、とにかく角の立ったエンジンフィールでガサツに回転が上がりますし、スロットルオフのエンブレでも硬質な感じがあって、まあ疲れるのであまり遠出はしたくありません。

そういったフィーリングを少しでも抑えるために、今までにキャブレターの同調をしっかり取り直してみたり、クランクケース内圧コントロールバルブを装着してみたりして、幾分かの改善は見られました。

しかし、すべてを消し去ることはできず、というかそれをすべて無くすことはエンジンの個性を消すことだとも思っていたのです。それに、こういったフィーリングはエンジンオイルで変わるものとは認識していませんでした。

【国産唯一】走りが変わる!次世代添加剤「PAG」配合の高性能エンジンオイル
(画像=『Moto Megane』より引用)

大排気量エンジンなので、真冬でも少し信号待ちが続くと水温が上がってファンが回りっぱなしになります。そうなると、油温も上がって途端にシフトチェンジのフィーリングが悪化するのです。これがまた不快なのでした。

さらに油温が上がるとシフトダウンの時にギア抜け症状が出ることもありました。ギア抜けの頻発はいずれミッション交換の大手術に繋がるので、ここも悩みの種なのでした。