寒くなり肌の乾燥が気になるシーズンになってきた。いまや「一家に一台」といえるほど、加湿器のある家庭は増えているだろう。筆者の家ではついに4台目。100円ショップのダイソーで、勉強やデスクワークの傍らにちょうどいいミニサイズの加湿器を見つけたのでレビューしよう。

ダイソーのシンプルかつかわいいウサギ耳がついた加湿器(筆者撮影)

加湿器の加湿方式を知っておこう

 加湿器と一口に言っても、タンクの容量や加湿方式はさまざまだ。まずは簡単に電気タイプの加湿器の加湿方式の違いを説明する。

・スチーム式

 熱(ヒーター)で水を温め蒸発させて加湿する。電気ポットと仕組みは同じ。メリットは水を沸騰させるので除菌効果がある点。デメリットは水垢がつきやすく、吹き出し口が熱くなるのでやけどに注意しなければならない。

・気化式

 フィルターに水を浸透させて、ファンで風をあてて水を気化させて加湿する。メリットは消費電力が少なく省エネである点。デメリットは吹き出し口が冷たかったり、加湿スピードが遅めだったり、ファンの音が気になったりする場合もある。

・超音波式

 超音波で水を微細に振動させ、細かい粒子にして放出しながら加湿する。メリットは消費電力が少なく省エネである点。比較的安価に購入でき、音も静か。デメリットは、加熱(沸騰)しないのでタンクに雑菌が繁殖しやすい。

・ハイブリッド式(温風気化・加熱超音波)

 二つの方法を組み合わせた加湿方式。気化式に熱を加えたタイプと、超音波式に熱を加えたタイプがある。メリットは水を加熱するので雑菌が繁殖しづらい。デメリットは、構造が複雑なので値段が高め。

 このように、加湿方式はいろいろあるので、予算や自分の使い方にあったタイプを選択しよう。今回は、超音波加湿方式のダイソー商品を紹介するので選ぶ際の参考にしてもらいたい。

すでに品切れの商品も!? ダイソーの加湿器

 筆者の家の近くにあるダイソーを何店舗かまわったが、店によって陳列している加湿器の種類にばらつきがあった。人気の商品は、品切れになっている場合もあるようだ。

 筆者が実際にダイソーの店舗で確認した加湿器を一部紹介する。加湿器コーナーには紙に水を染み込ませて使うペーパー加湿器や、ポットに水を入れて自然に水が気化するタイプの素焼きの加湿ポットもあった。

 価格はペーパータイプが110円。素焼き加湿ポットが110円からで、大きな加湿ポットでも330円だ。続いて550円のUSB式加湿器は3種類あった。

 シンプルでインテリアになじむスクエアミニ加湿器や、カフェ風のコーヒーカップ型ミニ加湿器、女子がときめくウサギの耳がかわいい加湿器など、実にバリエーションが豊富なので見ているだけでも楽しい。