最近パソコンの調子がいまいちだけれど、どのタイミングで買い替えたらよいのか悩む方もいるでしょう。はっきりとしたトラブルがあれば諦めもつきますが、そうではない場合、ついだましだまし使ってしまうこともよくあります。そこで今回は、パソコンの買い替え時期の目安になる症状と新しいパソコンの選び方、おすすめメーカーや古いパソコンの処分の仕方などについてお話しします。

目次
買い替えが必要となるパソコンの寿命はどのくらい?
パソコンの買い替え時期の目安となる症状

買い替えが必要となるパソコンの寿命はどのくらい?

パソコンの寿命ってどのくらい?買い替え時期の目安と選び方を徹底解説!
(画像=引用:amazonpixabay、『工具男子』より引用)

一般的にパソコンの寿命はどれぐらいなのか、気になる方も多いはず。ここでは買い替えに迫られているパソコンの寿命についてご紹介します。今使っているパソコンの状態と比べてみてください。もしかするとパソコンの寿命が近づいているかもしれません。

パソコンの平均寿命

パソコンの寿命ってどのくらい?買い替え時期の目安と選び方を徹底解説!
(画像=引用:amazonpixabay、『工具男子』より引用)

パソコンの平均寿命は5年程度と聞いたことがある方もいるでしょう。なぜ5年なのか、その理由として5年ぐらいたつとパソコン本体の故障が目立つ、もしくはOSサービスが終了するといったことが挙げられます。もし、今使っているパソコンが使い始めてからそろそろ5年たつのでしたら、そろそろ次に使うパソコンのめどを立てておいた方がよいかもしれません。

パソコンがある日突然壊れると仕事はもちろんプライベートにも支障をきたすことが考えられるので、完全に壊れる前に買い替えをした方が無難です。壊れる前であれば、今まで使っていたデータやソフトなどもスムーズに移行できます。

パソコン本体の故障による寿命

パソコンの寿命ってどのくらい?買い替え時期の目安と選び方を徹底解説!
(画像=引用:amazonpixabay、『工具男子』より引用)

購入して5年ぐらいたつと、パソコン本体に故障が生じることも多々あります。キーボードが反応しなくなったり、液晶画面が傷んだりなど目に見える故障以外にも、内部のHDD(ハードディスクドライブ)の故障も起こりやすくなってきます。HDDには様々なデータが収められており、このHDDの調子が悪くなるとパソコンの不具合が起こるというわけです。

このHDDは金属板が高速に回転することによりデータの読み込みなどを実行しているので、パソコンを落としたり振動の激しい場所に置いたりしていると、HDDが傷みやすくなります。普段どんな環境でパソコンを使っているのか改めて思い出してみましょう。

このHDDの経年劣化については、無料のソフトを使って調べることもできます。このソフトを入れると、HDDの状態を自動でチェック、現在どんな状態にあるのかを知らせてくれます。よくスマホにも今のスマホのメモリーや内部の状態などを知らせてくれるアプリがありますが、それと似たようなソフトです。

パソコンの今の状態を知る目安になるので、気になったらこういったソフトを利用してみるのも一案です。ソフトをダウンロードするときは、必ず信用できるサイトから行うようにしましょう。怪しいサイトの場合、ウィルスが含まれているケースもあります。

2015年以降に購入したパソコンの場合、もしかするとHDDの代わりにSSDを使っているかもしれません。SSDはHDDよりも耐久性があり、消費電力が少ない上にデータの読み込みが早く、さらにそのサイズもHDDより小さくなっています。しかしまだ導入されてからあまり時間が経っていないため、実際に何年ぐらい持つのかは未知数となっています。

OSサービスの終了による寿命

パソコンの寿命ってどのくらい?買い替え時期の目安と選び方を徹底解説!
(画像=引用:amazonpixabay、『工具男子』より引用)

パソコン全体の基本的なシステムを管理そして制御しているのはOS(オペレーティングシステム)と呼ばれていますが、このサービスが終了すると、そろそろパソコンも寿命かもしれません。パソコンの起動やシャットダウンができない、突然画面が固まるといった症状は、このOSの不具合によるものだと考えられます。最悪の場合、OSを入れ直すと解決することもありますが、OSサービスが終了してしまうと、この入れ直しもできなくなってしまいます。

そうなると、ほかのOSへの乗り換えを考えなければなりません。Windowsの場合、新しいOSが発売されてからメインストリームサポート期間と延長サポート期間を合わせて、およそ10年間はサポート期間が設けられています。よく勘違いしてしまうのは、パソコンを購入し、そのOSを使い始めてから10年ではなく、新しいOSが市場に出回り始めてから10年ということです。

もし、新しいOSが出てから1年後に今のパソコンを購入したのであれば、購入した時点から9年ということになります。今使っているOSはいつから出回っているのか、サポート期間は残り何年ぐらいなのか、日頃から意識しておいた方がよいかもしれません。

パソコンの買い替え時期の目安となる症状

パソコンの寿命ってどのくらい?買い替え時期の目安と選び方を徹底解説!
(画像=引用:amazonpixabay、『工具男子』より引用)

実際にパソコンの買い替え時期についてどう判断したらよいのか、迷う方も多いでしょう。寿命が近づくと、人間と同じようにパソコンにも様々な不具合が見られるようになってきます。ここで具体的に買い替え時期が迫っている目安となる症状についてみていきましょう。参考にしてみてください。

症状①フリーズが頻繁に発生する

パソコンの寿命ってどのくらい?買い替え時期の目安と選び方を徹底解説!
(画像=引用:amazonpixabay、『工具男子』より引用)

パソコンで作業をしていると、画面が固まって動かない、どのボタンを押しても反応しないといったケースもあります。これには熱による暴走、HDDの故障、メモリ不足といった三つの原因が考えられます。

まず熱による暴走ですが、パソコンには多くのカイロが内蔵されており、そこを電流が走ってパソコンを稼働させています。よってどうしても電流によりパソコン内部が熱くなるのは避けられません。さらに内部には過度に熱が加わると壊れてしまう部品も多く入っており、これらを熱くしすぎないよう、内部に冷却ファンが設置されています。しかしこのファンにホコリが溜まると冷却機能が低下してしまうので、故障しやすくなります。

次に考えられるのがHDDの故障です。先ほどもお話ししたように、HDDの経年劣化により呼称することがあります。定期的にソフトを使ってHDDの状態を確認しておきましょう。

三つ目の原因としてメモリ不足が考えられます。同時に複数の作業を同じパソコンでしていると、パソコンがキャパオーバーになって反応しなくなることがあります。この場合、実行中のプログラムやアプリを閉じて様子を見てみましょう。必要であれば、パソコンのメモリ増設について検討してみるのも一案です。

症状②起動の際に異音が鳴っている

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(画像=引用:amazonpixabay、『工具男子』より引用)

パソコンを起動するときに異常な音が鳴ると感じたら、近々故障するかもしれません。異音の発生源として考えられるのが、CPUファン、電源ユニット、HDD、グラィックボードです。この4カ所から異音が出ることが多いのですが、どの部分からというのを素人が判断するのは難しいので、プロに修理に出してチェックしてもらいましょう。

症状③電源が頻繁に落ちる

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(画像=引用:amazonpixabay、『工具男子』より引用)

使っていると急に電源が落ちて使えなくなることもあります。この場合、パソコン内部に何らかの異常が起きているか、パソコンを立ち上げたままの状態を保つための電力が足りていないといった可能性があります。勝手に電源が落ちるというのはかなり問題があるので、速やかに修理に出すか買い替えを検討したいですね。

症状④焦げたような臭いがする

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(画像=引用:amazonpixabay、『工具男子』より引用)

パソコンを使っていると焦げたような臭いがするといった場合、内部の回線が熱で焦げている可能性があります。発火の危険性もあるので、できるだけ早く修理に出すか買い替えるかした方が無難です。一度電源を落としたら、再度つけるのは避けるようにしましょう。パソコンが突然発火するとケガをすることもあります。