生まれた故郷や応援したい自治体に寄付ができるふるさと納税は、多彩な返礼品がもらえることもあり、人気が高い。2021年も終わりに近づき、今年のふるさと納税の締め切りも近いため、申し込む場合はできるだけ急ぎたい。
ふるさと納税はなぜお得? 注意点は?
そもそもなぜふるさと納税はお得と言われるのだろうか。利用する際の注意点など、まずは基本的なポイントを解説しよう。
納税のお礼の品がもらえる
ふるさと納税最大の特徴は、納めた税に対して“お礼の品”がもらえるという点にある。通常は納税をしても国や自治体からお礼の品をもらえないが、ふるさと納税なら、いわゆる“お返しの品”がもらえるのだ。「返礼品」と呼ばれるこのお礼の品は、地域の名産品などが選ばれ、その地域のことを全国の人に知ってもらうという目的もある。
税金の還付や控除が受けられる
ふるさと納税をした分は所得税の還付や住民税の控除という形で、納税額から差し引かれる。このため、後述する控除上限額内でふるさと納税をおこなうと、お礼の品をお得にもらうことが可能だ。ただし、ふるさと納税をおこなった合計金額から2000円を引いた分だけが、還付や控除の対象となる点には注意しよう。