次に紹介したいのは、「毎週同じ曜日・同じ時間に、その目標のために“何かを実行する”時間を確保する」という方法です。
ここで大事なのは、「考える」時間ではなく、実際に手を動かす“行動する時間”を持つことです。
たとえば、「健康のために生活習慣を見直したい」と思っているなら、毎週月曜日の夜に30分だけ“やることを決めて行動する”。
博士自身も、健康に不安があったとき、4週連続で月曜日ごとに「自宅検査キットの注文→検査→血液検査→専門家への連絡」と、少しずつ具体的な行動を進めました。
このように“週1回の実行”をあらかじめ決めておき、それを続けることで、モヤモヤした不安もだんだんと現実的な行動に変わっていきます。
「人とのつながり」と「完璧主義を手放す」ことが前進のカギ
「やろうと思ってもサボってしまう」「最初の一歩は踏み出したけど続かない」
そんなときに役立つのが、人とのつながりと、“完璧”を求めすぎないことです。
目標を素早く進めるための別のコツを見てみましょう。
コツ③ 誰かに「進捗報告」をする
博士が勧めるのは、「毎週月曜日、誰か1人だけに進捗を報告する」というシンプルな方法です。
相手は友人や家族、同僚、上司など、特別に厳しい管理役でなくても大丈夫です。
たとえば、「今週は本を5ページ読みました」「家の片付けで、キッチンだけやりました」とLINEやメールで伝えるだけ。
それだけで“来週もまた少し進めよう”という気持ちになれます。
「相手に迷惑かな?」と心配しすぎる必要もありません。
普段の会話の中で軽く伝えるだけでも、サボりづらくなる“仕組み”ができるのです。
コツ④ 「絶対うまくいく方法」を探さず、とりあえず試してみる
多くの人は、「どうせやるなら失敗したくない」「一番良い方法を見つけてからやりたい」と考えてしまいがちです。
でも博士は、「確実な方法を待つ」よりも、「実験的にやってみる」ことの方が前進につながると強調しています。