それでも今回の研究は、自分が多数派ではない場合に、人々からどのように見られているかを推察するのに役立ちます。
結果からは、人々がトレンドとは反対の意見を出す人に対して、期待している資質や特性があるということがわかります。
そのため自分では「異端の感性」だと思っていても、能力やリーダーシップが低く、不満ばかり口にしているなら、人々からは「逆張りオタク」だと見られているかもしれません。
またレディー・ガガのように突出した「逆張り者」になりたいと思っていても、創造性や社会への理解度が低く、計画性もないなら、逆張り者ですらなく、単に「協調性のない凡人」としか見られないのかもしれません。
研究チームは、アメリカ以外の国で、この2タイプがどのような印象を持たれているのか調査したいと考えています。
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参考文献
Understanding differences in nonconformity
https://news.uga.edu/understanding-differences-in-nonconformity/
Mavericks vs. contrarians: Study highlights perceptions of two distinct types of nonconformists
https://www.psypost.org/mavericks-vs-contrarians-study-highlights-perceptions-of-two-distinct-types-of-nonconformists/
元論文
All You Nonconformists Are (Not) All Alike: Dissociable Social Stereotypes of Mavericks and Contrarians
https://journals.sagepub.com/doi/10.1177/01461672231217630