このことから、研究チームは「子どもを取り巻く環境を教育・福祉のなかでどう形成してゆくかが、子どもの満足遅延にも大きな影響力を持つようになる」と考えています。
チームは今後、子どもの満足遅延の個人差や発達差が、将来的にどんな重要な意味を持つのかという長期的な視点で調査を進める予定です。
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参考文献
子どもの満足遅延を習慣が支える―マシュマロとプレゼント、長く「待てる」のはどっち?
https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research-news/2022-07-21-1
元論文
Cultures Crossing: The Power of Habit in Delaying Gratification
https://journals.sagepub.com/doi/10.1177/09567976221074650
ライター
大石航樹: 愛媛県生まれ。大学で福岡に移り、大学院ではフランス哲学を学びました。 他に、生物学や歴史学が好きで、本サイトでは主に、動植物や歴史・考古学系の記事を担当しています。 趣味は映画鑑賞で、月に30〜40本観ることも。
編集者
ナゾロジー 編集部