地方では500平米の土地に150平米の戸建てが数百万円から買えてしまう。もちろん、家自体はかなり古いのだが、東京で1億円を出して極狭マンションを無理して買うくらいなら、地方の家に投資する方がQOLの面で遥かに合理的と言える。
筆者は近々、より都会(東京ではない)へ引っ越し予定なのだが、引っ越し先では東京から移住してきたエンジニア、医師、経営者もいた。彼らは「東京の半額以下でハイグレードタワマンに住める」といっていた(戸建ての売り主たちであり、内覧時の会話から)。
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東京生活の是非は、単に「住みたいかどうか」ではなく、家計・時間・健康の三つを軸に計算して判断すべきである。少なくとも40代で年収400万円未満なら、東京以外の都市を検討した方が経済合理性は高いだろう。筆者も地方で快適な生活の味を知ったので、東京に暮らすことは当面なさそうである。
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