2025年、日本の上場企業では人員削減の動きが加速しており、早期退職の募集人数はすでに1万人を超えて前年の通年実績を上回っているそうです。特に製造業を中心に40〜50代の管理職世代を対象とした大規模な削減が目立っているようです。

metamorworks/iStock

背景には、米国による関税措置や中国経済の低迷といった景気の不透明感に加え、AIの導入による業務効率化が急速に進んでいることがあります。AIの普及は企業にとって大幅なコスト削減を可能にし、これまで「安定」と考えられてきたホワイトカラー職の雇用構造を根本から揺るがしています。