しかし、これまでの3つの対策「ドア+壁+間仕切り」で配慮しても、50 dBほどしか減衰できないはずです。

従って、この方法で周囲への音量を20 dBまで低くするには、声そのものを70 dBくらいまでに抑える必要があります。

声の音量を落とさずに、音漏れも防ぎたい人には次の「盛り上がっている時の話し声」への対策方法を推奨します。

盛り上がっている時の話し声

盛り上がっている時の話し声は100 dBほどです。 目標を達成するには80 dBぐらいの減衰を目指すことになります。

そのため、今までの内容+αの対策が必要になります。

具体的には次の方法が有効です。

自分の部屋の中にさらに防音ブースを創る 自分の部屋だけでなく、相手側の部屋のドアの遮音性も意識する

防音ブース

バドシーンの防音ブースでは、各周波数で表1のような性能を実現できます。

表1. 防音ブースの遮音性能

防音ブースの創り方についてはこちらで詳しく述べています。

【【10万円】完全解説!防音のプロがDIYで防音室を創る】

どうぞご参照ください。

相手側の部屋のドア

また、相手側の部屋にも遮音シートのカーテンを設置して気密性を上げると、さらに防音に有効です。

これら全ての環境を整えれば80 dB程度の防音性能が見込め、深夜の盛り上がりの音量100 dBに対しても目標20 dBを達成できるはずです。

まとめ

配信系YouTuberは家族や同居人への配慮が欠かせません。

リラックスタイムや深夜の安眠を妨害するようなことがあっては、妨害された方もそれにより注意を受けた方も、お互いに不満が出てしまうからです。

そうなる前に防音対策を万全にして問題を解決し、家族全員で快適な生活を送りましょう。

私たちBudsceneは様々な防音情報を発信していますので、是非正しい知識を得て防音室創りの参考にしていただければと思います。

最後までご覧いただきありがとうございました。