わたしは8月24日にちかくの東急ストア都立大学店で実にあやしいパールライスを購入した。この頃はちょうど九州四国の早場米(令和7年度新米)が店頭に並び始めていた。なにが怪しいかといえば、5kgが2980円と異様に安い。更に怪しいのは、国内産/複数原料米と記載があるだけで、産年の欄は記載なしの空欄である。
進次郎米は古古米や古古古米を逆手にとって妙なブランド化をおこなっていたが、この米は出処不明である。進次郎くんの前のコメ大臣のときに大量にJAに卸された古い米たちのミックスかと思われた。
さっそく興味津々炊いて食ってみた。結果は、まあまあ食えるがそうそう旨いものではない。
パールというには、ツヤ無し、味無し、香り無しである。さきのカルローズ米に明らかに劣るかの如き食味であった。
パールライス < カリフォルニアローズライス
勝負あったり!
JAが悪いわけではない。ましてや東急ストアが悪いわけでもさらさらない。コメ政策が悪いのである。パール(真珠)というブランドイメージの失墜とまではいわないが、なんだか寂しい。打ち負かされたような侘しさを感じた。

パールライス
東京ローズ
第二次世界大戦中、日本から米軍に向けたプロパガンダ放送(ラジオ)があった。そのプロパガンダ(謀略)放送は「ゼロ・アワー」という番組名だった。このゼロ・アワーの女性アナウンサーにつけられたニックネームが〝東京ローズ〟だった。
東京ローズは7人いたとされている。この番組は東京ローズのMCも活きてミッドウエー海戦のころから沖縄戦にかけて、米兵とくに若い兵士に人気があったという。

東京ローズのひとりであるアイバ・戸栗・ダキノさん(GHQの取調べ中)Wikipediaより
東京ローズをめぐる歴史の奇譚
東京大空襲(1945年3月9日[東京時間]夜)で実際にB29の爆撃兵団を率いたのがトーマス・S・パワーという准将だった。東京大空襲の前夜8日に各機の機長と無線士が招集されたブリーフィングにおいて、パワーは次のように宣告したという。