2つの波長 λ1, λ2 をもつ電場を重ねた全電場を E(t) とし、偏光の時間変化を擬スピン s(t) に写像します。擬スピンは正規化ストークス・ベクトルの拡張として
s(t) = (sx, sy, sz)
sx = [E*(t) sigma3 E(t)] / [E*(t) E(t)]
sy = [E*(t) sigma1 E(t)] / [E*(t) E(t)]
sz = [E*(t) sigma2 E(t)] / [E*(t) E(t)]
で定義されます(sigma1, sigma2, sigma3 は Pauli 行列)。二色の波長比が有理数のとき、E(t) は時間に対してビート周期を持ち、擬スピンは周期的に閉じた軌跡(Lissajous 的)を描きます。波長差が小さい極限では、s(t) は瞬時ストークスに近似されます。
1D 時空ホプフィオン結晶(基本設計)
横断面 (x, y) と時間 t で完結する1周期セル内に、ホプフィオンの境界条件(中心と無限遠で spin-up、内部に spin-down の輪)を満たすよう、円偏光の 2成分に異なる空間モードを割り当てます。最も基本の P=1 構成は概略
E(r, t) =
[ LG00(r,t|λ1) + LG01(r,t|λ2) ] * e_L
+ [ LG10(r,t|λ1) – LG10(r,t|λ2) ] * e_R
(r=(x,y), e_L/e_R は左/右円偏光の単位ベクトル)。
LG00 と LG01 の半径方向での位相反転により強度ゼロのリング(spin-down 円)が形成され、他方成分の LG10 を対に配置することで時間軸上の境界条件(瞬間的な一様 spin-up)を実現します。これにより、等方位線(isospin lines)がトーラス上の閉曲線をなす 3D 結び目構造が1周期ごとに現れます。Hopf 密度を体積積分して得られるHopf 数 Q_Hは基礎例でほぼ整数(≈ ±1)です。
高次化と符号反転(設計つまみ)
ホプフィオンの Hopf 数は Q_H = P × Q(P は (x,y) 面の巻き数、Q は (x,t) 面の巻き数)で与えられます。本論文では主として P の制御を示し、任意の整数 Pを持つセルを合成します。鍵は、LG0p を重み付きで重ねて半径多項式 r^(2pm) − r0^(2pm) を合成することです。代表的な構成は