これまで尾の棍棒は白亜紀後期のアンキロサウルスに特有の特徴とされてきましたが、スピコメルスの存在はその常識に挑戦し、「武器化した尾」がもっと早い段階から登場していた可能性を示唆しています。
また、腰を守る「仙骨シールド」と呼ばれる骨の装甲も確認されており、アンキロサウルス類の代表的な特徴がジュラ紀の時点ですでに備わっていたことが分かりました。
これは、恐竜の進化のスピードや適応戦略を理解する上で重要な発見です。
チームは今後もモロッコの中期ジュラ紀の地層を調査し、この地域の恐竜生態系の解明を進めていく予定です。
全ての画像を見る
参考文献
“Bizarre” armoured dinosaur Spicomellus afer rewrites ankylosaur evolution
https://www.nhm.ac.uk/discover/news/2025/august/bizarre-armoured-dinosaur-spicomellus-afer-rewrites-ankylosaur-evolution.html
This Incredible Dinosaur Sported The Spikiest Armor The World Has Ever Seen
https://www.sciencealert.com/this-incredible-dinosaur-sported-the-spikiest-armor-the-world-has-ever-seen
元論文
Extreme armour in the world’s oldest ankylosaur
https://doi.org/10.1038/s41586-025-09453-6
ライター
千野 真吾: 生物学に興味のあるWebライター。普段は読書をするのが趣味で、休みの日には野鳥や動物の写真を撮っています。
編集者
ナゾロジー 編集部