様々なエサ付けを試す

この日はイシゴカイとミナミホンムシを4本バリの仕掛けに交互に刺したり、ミナミホンムシばかりで投げてみたり、イシゴカイのみで投げたり、ミナミホンムシをハリのチ元にたくし上げて下にイシゴカイを刺したりと、様々な方法で試してみた。

キスのサイズが比較的良かったためか、最大サイズも含め、ミナミホンムシを刺した針の方にキスは食いついていた。

柔らかいけどトラブルなし

指先で切ることができる柔らかさがあるが、遠投しても、エサがちぎれたり飛んだりというトラブルもなく、投げ釣りのエサとして充分使えることがわかった。

外道もミナミホンムシが好き

また外道のキビレやチャリコもミナミホンムシを食っていた。この日の釣果はキス24cmまでを9匹、外道はキビレ、チャリコ、ハゼなど。

ハゼ釣りのエサに使ってみた

7月25日、午前10時半ごろから約4時間、干潮前後の時間帯を利用し紀ノ川河口右岸、南海電車鉄橋付近の河原でミャク釣りでの実釣テストを実施。

ここでは最初2本針の片方にイシゴカイ、もう一方のハリにミナミホンムシを刺して実釣してみたが、ミナミホンムシにもハゼが食ってくることが確認できた。

その後は、実釣時間の中で少しずつ移動しながら移動した各ポイントで7~10投ずつ、イシゴカイとミナミホンムシのみで釣り、各々の釣果を別々にビニル袋に入れてクリール内に保管、実釣終了時に釣果の比較を行った。

・イシゴカイ:14匹 小型が多い
・ミナミホンムシ:18匹 当日最長13cm含み比較的サイズ大き目

ミナミホンムシは小サイズ(細めのもの)を使用したが、数、型ともにイシゴカイを上回る釣果となった。ハリは赤ハゼの6号で、ややふところの広い流線型。

虫エサ界のニューフェイス『ミナミホンムシ』をキス釣りとハゼ釣りで使ってみたイシゴカイの釣果(提供:TSURINEWSライター・牧野博)

このためミニサイズが針がかりしにくかったことはあるが、実釣の最初の1時間位の釣況でも、ややミナミホンムシの方が優勢だった。