人生を変えるのは「学習」である。それは机に向かって本を開いて勉強するスタイルに限らない。未知の経験や知見を得ることもまた、現代型の学習である。そしてあらゆる情報は無料でネットで公開されている今、誰もが意欲さえあれば勉強できる時代になった。
かつては学力は経済力と強く結びついており、今でも学生と学歴の獲得の間には経済力との相関性を否定することも難しいのは事実だ。だが、現代は夢や希望を失わず、スマホに集中力を奪われず、他者が諦める中勉強を頑張れる人は手元に巨額の資金がなくても人生を好転させるチャンスはたくさんあるのだ。
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貧乏そのものは不幸ではない。自分自身も昔は貧乏だったが、当時は不幸だとは思わなかった。しかし、貧乏思考は人生を確実に不幸にする。
筆者の経験から言えば、勉強と自己投資が最も再現性の高い解決策だ。勉強は誰にでも可能で、確実に自分を変えていける方法である。だからこそ繰り返し強調したい。「貧乏でも、貧乏思考になってはいけない」と。