今年の全国高等学校野球選手権大会に出場した岡山学芸館高校は、初戦で松商学園高校(長野県)と対戦(3-0)。その際、応援団が『桃太郎チャント』を熱唱し、ネット上では「Jリーグで聴いたことがあるぞ」「甲子園で桃太郎チャントは笑う」などサッカーファンからの反響も大きかった。

なお、同校サッカー部は全国インターハイへの出場が7回、全国サッカー選手権大会の出場も7回で、うち優勝1回を誇る強豪校としても知られ、サッカー部の応援で『桃太郎チャント』が歌われる日が来るのか注目である。


アルビレックス新潟 サポーター 写真:Getty Images

『アイシテルニイガタ』(アルビレックス新潟)

採用校:新潟産業大学附属高校(新潟県)

8月24日時点で20位とJ1リーグ最下位の苦しい戦いが続いているアルビレックス新潟。そんな新潟で最も有名なチャントが『アイシテルニイガタ』だ。

日本のロックバンド・ユニコーンの『I’m a loser』が原曲のこのチャントは、重要な試合前のウォーミングアップやキックオフ時・リード時の試合終了間際などで歌われ、一気にスタジアムの一体感を生み出す“魔曲”である。

歌詞には「伝えたい、この想い、愛してる新潟」と新潟への愛が表現されていて、新潟県内の野球応援で使用される機会が増えている。直近では2024年の第106回全国高等学校野球選手権大会に出場した新潟産業大学附属高校(新潟県)の応援歌として採用されており、新潟サポーターをはじめJリーグファンからも注目された。