そしてこれらの国でも特に若い世代では原爆は使うべきではなかったと言う意見が現在は増えており、 実際に広島や長崎を訪問する人まで増えているのです。

アメリカのPew Research Centerの世論調査では、18歳から29歳までの44%が原爆は使われるべきではなかったと回答していますが、使うべきだったという回答はたった27%です。30%はわからないと回答しています。

65歳以上の場合は20%が使われるべきではなかった、 48%が使うべきだったと回答しています。

かつてのアメリカを知っているとこれは本当に驚くべき回答結果です。

今になりなぜ 原爆が人道的に許されるべきではなかったと言う意見が増えているのは、やはりロシアが核兵器を使う可能性が絶対にないとは言えないと言う緊迫した状況にあることが原因でしょう。

日本の人は知らないかもしれませんが、実はロシアがウクライナに侵攻を始めた直後にイギリスのテレビ局では朝の番組にNATOの高官が出演し、 ロシアが核兵器を使った場合欧州の各都市にはどのような影響があるかと言うことをかなり真剣に解説していました。 欧州の他の国でも ロシアが戦火を拡大したり核兵器を使うということがかなり現実味を持って語られてきたのです。

日本はメディアに規制があるのかそれとも単に視聴者が興味がないからなのか知りませんが、何故かほとんど話題にはなっていません。