25万年の歴史を刻む「金属の図書館」伝説
この洞窟をさらにミステリアスなものにしているのが、「金属の図書館」の伝説だ。1960年代、ハンガリー系アルゼンチン人研究者のフアン・モーリッツは、洞窟の奥深くに、未知の文字が刻まれた金属板でできた膨大な量の書物を発見したと主張した。彼によれば、この金属板には25万年前に遡る地球の「真の歴史」が記録されているというのだ。
この伝説を裏付けるかのように、イタリア人神父のカルロス・クレスピは、1940年代から、地元の先住民シュアール族から「洞窟で見つけた」とされる、奇妙な金属板や工芸品を多数譲り受けていた。彼のコレクションには、古代エジプトやシュメールを彷彿とさせる、南米の歴史には存在しないはずのモチーフが描かれた金属板が含まれていた。
しかし、残念ながら、これらの貴重な遺物のほとんどは、クレスピ神父の死後、博物館の火災や盗難によって失われ、今では数枚の写真と映像が残るのみとなっている。

(画像=画像は「The Ancient Code」より)

(画像=画像は「The Ancient Code」より)

(画像=画像は「The Ancient Code」より)