本当に共同作戦をする気があるなら、陸自のメディックが長年にわたり「児戯レベルであること」に苦言を呈してきたでしょう。陸自の衛生部隊が負傷者を手当すれば、米軍なら10人に1人の死亡で済むところが、10人中5人や8人が死ぬことになるのは目に見えています。恐ろしくて共同作戦などできないでしょう。
陸自がアパッチを導入したとき、リンク16を「高いから」という理由で外しました。それでも英国などよりはるかに高コストになりました。アパッチの最大のセールスポイントであるネットワーク機能を、自らダウングレードしたのです。当然、米軍と共同作戦など取れるはずがありません。また陸自はいまだにほとんど音声無線だけで、米空軍や陸軍、海軍、海兵隊の航空機に火力支援を依頼できません。
現代的な戦争をしているのに、腰蓑と槍で武装した、言葉の通じないズールー族のような部隊が横にいて戦えますか。
つまり米軍は、日本本土で地上戦を行うつもりなど全くないということです。

防衛省・自衛隊HPより
■本日の市ヶ谷噂■ 殆どのF-2戦闘機がリンク16を搭載しておらず、米軍から戦域に入ることを拒否されているのはよく知られた事実だが、海自が自画自賛していたが、稼働率が3割に過ぎないP-1哨戒機もアジアの演習では米軍以外も殆どP-8を採用しているので、データ相互のやりとりができずにしばしば仲間外れにされている、との噂。
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Japan In Depthに寄稿しました。
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