ジェフユナイテッド千葉 写真:Getty Images

シーズンも3分の2を消化し、いよいよ終盤戦へと突入する2025明治安田J2リーグ。ここまでは、直近4シーズン続けて二桁順位と低迷していた水戸ホーリーホックが首位を走り、それを昨季最終盤でJ1昇格プレーオフ圏から陥落したジェフユナイテッド千葉や昨季3位のV・ファーレン長崎が追う展開となっている。

例年熾烈な争いとなるプレーオフ圏争いは、今季もほぼ差がなく複数クラブがしのぎを削っており、最後まで目が離せない。一方で下位に目を向けると、昨季は何とか残留にこぎつけた愛媛FCが現在最下位で降格候補の筆頭。続いて昨季終盤戦で失速したもののシーズンを通してみれば台風の目となっていたレノファ山口と、プレーオフを勝ち上がり2014年以来のJ2を戦うカターレ富山が苦しい戦いを強いられている。

そんななか、今夏積極的に補強へ動いたクラブが多くある。ここでは、その中でも戦力アップに成功したといえるJ2クラブを3つランキング形式で紹介していく。


V・ファーレン長崎 サポーター 写真:Getty Images

3位:V・ファーレン長崎

新加入選手

  • 翁長聖(東京ヴェルディより完全移籍)
  • ディエゴ・ピトゥカ(サントスFCより完全移籍)

昨季は最終節まで自動昇格の可能性を残すも、残念ながら横浜FCに逃げ切られたV・ファーレン長崎。その後J1昇格を目指しプレーオフを戦うも、リーグ戦6位のベガルタ仙台に準決勝で敗れ2018年以来となる復帰は果たせず今季もJ2を戦っている。

現在3位につけ自動昇格圏との勝ち点差を3としている長崎。ここからの終盤戦に向けてこの夏はMF松澤海斗の海外移籍をはじめ、MF増山朝陽やMF安部大晴といった選手の流出こそあったものの即戦力の獲得に成功しチーム力はますます高まったと言えよう。