最大の武器は、タッチライン際を切り裂く圧倒的なスピードと縦への推進力だ。細かいステップで相手DFを外し、一気に前進してからゴール前へ正確なクロスを送るプレーは大きな魅力で、ラ・リーガの舞台でも安定したパフォーマンスを見せている。
ラージョ・バジェカーノは毎シーズン残留争いに巻き込まれるクラブだが、そうした環境で継続的に結果を残せば、ペレスは再びバレンシアや他の強豪クラブの関心を集める存在となるだろう。ラ・リーガを代表する若手の一人として、今後の成長に注目したい。

ブンデスリーガ/マックス・モエルシュテット(ホッフェンハイム)
ブンデスリーガで急速に評価を高めているのが、ホッフェンハイムに所属するFWマックス・モエルシュテットだ。194cmの長身を誇るセンターフォワードでありながら、高さに頼るだけでなく、ボールコントロールや巧みな動き出しも兼ね備えている。空中戦の強さはもちろん、足元の技術やポジショニングセンスによって、チームの攻撃を牽引する存在となっている。
彼が一躍脚光を浴びたのは、2024/25シーズンのUEFAヨーロッパリーグ、グループリーグ第1節のミッティラン戦だ。73分に途中出場を果たすと、終盤にシザース気味の豪快な一撃を叩き込み、チームに貴重な同点弾をもたらした。このアクロバティックなゴールはメディアでも大きく取り上げられ、モエルシュテットは一躍注目のFWとなった。
さらに、2025年8月16日のDFBポカール1回戦では、途中出場から2得点を挙げており、2025/26シーズンもチームの攻撃の中心としての活躍が期待される。
ホッフェンハイムでの飛躍により、国内外ビッグクラブからの関心はますます高まるだろう。19歳の若きストライカーがどのようなキャリアを歩むのか、大きな注目が集まっている。
