日本は今、海外のスパイに対する防衛、防止策レベルの議論ですが、将来的に上述の5機関が身内で小手先の情報収集で留めるのか、本格的な諜報機関を改めて日本に作るのか、そろそろ議論をする時期にあるかと思います。日本の本格的諜報機関はご承知の通り、戦前あった陸軍中野学校であり、その存在は一時、世界に名を轟かせたほどの能力を持っていました。当時のスパイ学校で何をどう教えていたかその指導内容を見ると驚くほど興味深いものがあります。

情報社会故に裏の情報に飢えているともいえ、スパイが日本の社会で喫緊の課題になることは十分ありえます。スパイ反対派は個人情報云々というのですが、皆さんの個人情報は基本的に抜くことがほぼ可能で相手がその情報に興味があるかどうかだけの問題であります。よって個人的には個人情報保護の観点故に反対というのは時代錯誤ではないかと感じています。

では今日はこのぐらいで。

編集部より:この記事は岡本裕明氏のブログ「外から見る日本、見られる日本人」2025年7月28日の記事より転載させていただきました。