なお混雑時やベタナギ曇天など、条件次第では両ダンゴを追わないことも多々ある。とくに近年は魚の口数が減り、経験値を上乗せした百戦錬磨の良型がメインとなっている。こうなると釣りが余計に難しいのでセットでしかアタリを出せない日が多くなっているのも事実。よっていつでもすぐにセットに切り替えられるよう準備だけはしておきたい。

セット釣り

竿はそれまで両ダンゴで使っていたものを使うのがセオリーだが、同時にタナを替えてしまうのも一つの手ではある。食わせは力玉や同さなぎ粉漬けなどの固形物系を使い、ハリスは上6~8cm下35~45cm程度からはじめよう。

バラケは粒戦100cc+ふぶき200cc+水100cc。たった2種のバラケではあるが実績もあり使いやすいので、荷物を減らしたい時などに最適だ。ただし日曜など混雑が予想される場合は使い慣れたセットバラケを持参して、朝から徹底的にやり込んだほうが無難かもしれない。

<週刊へらニュース・伊藤さとし/TSURINEWS編>