夏のヤマと言えばチョウチン両ダンゴがメインだが、精進湖に限っては浅ダナも面白い。とくに水面が荒れ気味の時や雨天時などは、チョウチンをしのぐ釣果が得られることも多い。
浅ダナ
ウキの位置が舟から近いと魚に警戒心を与えてしまうので竿は12~15尺がいい。タナはメーターが基本だがアタリが続かない時はセミカッツケ~2本は探ってみよう。上層ほど型がよく引きがめっぽう強いのでハリスは太めを使いたいところだが、上ほどコイの攻撃を受けやすいので太さは0.5号を基準にしたい。
ハリはバラサなら6~7号、ウキはボディ6~8cmのパイプトップでいいだろう。エサはカクシン400cc+コウテン200cc+バラケマッハ150cc+水200cc。これを基エサとし小分けして浅ダナ一本やカルネバでナジミ幅を調整しよう。
チョウチン
本命と言っていいだろう。竿は12~24尺で水深や日並みで使い分けるが、朝はタナが高く晴れた日中ほどタナが下がる傾向がある。逆に曇天や雨天は終始タナが高め。ウキはパイプでもムクでも好みでいいがボディ浮力はしっかり確保したい。
軽いとジャミの攻撃を受けやすかったり途中でコイの餌食になりやすいなどいいことはあまりない。エサはカクシン400cc+バラケマッハ200cc+BBフラッシュ200cc+水200cc。これでフワッとしながらも芯残りするタッチに仕上がるので、あとは小分けして手水や押し練りで釣れ続くタッチを探る。傍らにカルネバとバラケマッハを置いておき調整エサとして使ってみよう。

山上湖に限ったことではないが風流れが出るとセットではバラケと食わせがリンクせず、かえってアタリが出にくいことが多々ある。時間はかかるがチョウチンでタナに集魚し、触りを厚くすることで突破口が開けることも多いので、チョウチン両ダンゴの釣りは山上湖において必須なのでぜひマスターしたい。