ロッドは、テンヤロッドの流用可。マゴチ専用に開発されたロッドもあるので、自分のスタイルに合ったものを選択してほしい。船から広範囲を探る釣りなので、最大で50g前後をしっかりキャストできるアクションタイプがオススメ。

釣り方

アクションは、海底付近を探ることを前提に、リフト&フォール、スイミング、ワインド、ズル引きなどがある。

マゴチからのバイトはとても明確。ルアーの動き出しや、止まる寸前にガツッと押さえ込まれるようなアタリが出ることが多い。フッキングはしっかりと力強く。マゴチの口周りはとても硬いので、ハリ先が刺さらない。

掛かったあとも、ヘッドシェイクと言って、特有の暴れ方をしてハリを外そうとする。

この時、ポンピングをしながら引き寄せると、ラインが弛んだ瞬間、フックアウトしてしまう。掛かったあとは、ライン、ロッドのテンションを緩めないように、一定のスピードで巻き取ることが大事。

「テンヤマゴチ」完全攻略! 初心者向けタックル&誘い方の基本を解説良型手中(提供:週刊つりニュース関東版 野呂昌明)

最後のランディングは、ネットを使用。水面まで抵抗する魚で、水面に顔を出した瞬間が一番暴れる。やはり、この時にフックアウトすることが多いので、ランディングネットを入れるまでは魚を水面から出さないように操作。

歯とエラの両サイドにトゲがあるので、ランディング後に魚を取り扱うときも要注意。必ずフィッシュグリップで持ち、プライヤーでハリを外すように。

<週刊つりニュース関東版 野呂昌明/TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース関東版』2025年7月25日号に掲載された記事を再編集したものになります。