北海道の知床半島沖で26人を乗せた観光船が沈没した事故を受けて、遊漁船に関する法律が令和6年4月1日から改正されました。

「遊漁船業を始めるには何が必要?」立ち上げ直後の現役船長に苦労した点を聞いてみた開業までの道のり(提供:TSURINEWSライターCap.Sato)

「業務規程」の作成

この業務規程は、船のトン数・長さ・定員等の基本的なものから、案内する漁場、安全管理の体制、連絡責任者の明記、出航中止基準及び帰航基準や、安全の確保のため周知すべき内容及び方法などなど、一見すると頭がクラクラしそうなボリューム。

また業務規程の一部、登録票を、遊漁船のHPで公開することも義務付けられました。

 ※もちろんBLEU LANE YOKOHAMAのHPにも記載しております

安全のために大事なこと

従来の乗船名簿から、事前点検や業務日報、アルコールチェック等の記録簿の保管も義務付けられたことにより、これらのデータも作成。当該作業をしている時期は、かなりバタバタとしていた記憶があります。

しかし、この作業は申請においてはもちろん、ご乗船される皆様の安全を確保しつつ想い出の釣行を作るには必要不可欠なことなので、日々細かく考えながら取り組んでおりました。遊漁船事業を開始した今も「安全第一」ということを日々心掛けて運航しております。

船の選定

話は前後しますが、遊漁船登録の前に船艇の購入。船艇を購入し、船検証(車でいう車検証)を取得しなければ、全ての情報が集まらないため、遊漁船登録の申請が出来ません。

BLEU LANE YOKOHAMAの船は、

メインターゲットとする「シーバス」「青物」の釣りやすさ
・移動中の快適さ

の、2点を重視して選定しました。

購入の手続き

時間はかかりましたが、満足できる船が見つかり、同時に船艇を置く場所を決定、HPを作成、購入から必要な艤装(船体に様々な装備や部品を取り付ける作業)を完了し、遊漁船登録の申請を行いました。

「遊漁船業を始めるには何が必要?」立ち上げ直後の現役船長に苦労した点を聞いてみた船を購入(提供:TSURINEWSライターCap.Sato)