しかし、日本では水産資源の管理が科学的根拠に基づかず、養殖も低迷したままです。広大な排他的経済水域を持ちながら、漁業生産量は韓国やノルウェーに抜かれてしまいました。
サンマも。イカも、漁獲量が減っている主要因は、資源量の減少なのだけど、回遊の変化によるものとミスリードする記事。どうして、基本的な統計すら調べずに記事を書くのだろう?↓日本の海水温上昇幅は世界の2倍 逃げるサンマやイカ、漁獲10分の1 – 日本経済新聞 Z4onLx1pG7
— 勝川 俊雄🐬 (@katukawa) August 6, 2025
加えて、温暖化や外国船の密漁が原因とされることもありますが、実際には零細漁師による乱獲が大きな要因です。漁協や政治家、役人の利害関係が絡み合い、必要な規制が進まないまま、資源は減り続けています。
たとえば海外漁船が入らない瀬戸内海の漁獲量は、日本全体の漁獲量と同じカーブを描いて減っている。なるほど。データ大事。/「中国・韓国・ロシアによる乱獲が原因」「中国の数字は信用できない」という声もあるが…。日本で魚が獲れないのは「外国漁船が原因」説の真実 IlyZpAL
— 佐々木俊尚 四刷決定!「フラット登山」絶賛発売中 (@sasakitoshinao) August 8, 2025
サンマやスルメイカなどの資源状態は悪化しており、漁獲量の減少は回遊ルートの変化ではなく資源そのものの減少と直結しています。
それはマスコミのミスリードです。サンマもスルメイカも、資源状態は劣悪です。漁獲量の減少は資源量の減少とほぼリンクしているので、回遊ルートの変動よりも、資源自体が減った効果の方が圧倒的に大きいことがわかります。NeXxK4oRms HrjO80xg4c pic.twitter.com/gr8pOGhJdl
— 勝川 俊雄🐬 (@katukawa) July 14, 2025