記念館には金子みすゞの生涯や彼女にまつわる書簡や遺品の展示のほか、彼女が過ごしてであろう当時の部屋の様子を再現した和室など、金子みすゞの面影を感じられる工夫がされています。
金子みすゞは家庭の問題などを苦に26歳の若さで自殺しています。そんな悲しいことがなければ半世紀忘れ去られることもなく、より多くの作品を生みだし、より早く日本の童謡詩人の第一人者となっていたでしょう。
仙崎の町を歩けば彼女の過ごした故郷を描いた詩に数多く出会うことができます。晩年は下関に移りましたが、故郷を想い、愛していたことが強く伝わる詩ばかりです。
センザキッチンに寄られた際は是非仙崎の町も歩いていただき、金子みすゞの面影も感じてもらいたいと思います。
編集部より:この記事はトラベルライターのミヤコカエデ氏のnote 2025年8月16日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はミヤコカエデ氏のnoteをご覧ください。