平常月は年金と運用で収支をプラスにすることで老後は困らないという結論に至ります。さて、年金は決まった金額ですが、運用益はどうするか、です。私が資金運用を長年実践してきたのはこの感性を養う為もありました。その上で私の考えを述べると、もしも一定年齢から運用を始めるなら基本は配当株ないし、REITの配当という手堅いもので安定した収益を得るのが良いと思います。個人的に投資信託でよい思いをしたことはないです。

株の配当もよく知らない小さな会社よりもなじみのある大手企業や金融機関などは比較的業績も安定しており、配当狙いとしては王道でしょう。仮に1000万円分を配当4%の会社に投資すると年40万円ないし月33000円が加算されます。(税金はここでは考えません。)株価は下がるじゃないの、と思われますが、別にずっと所有しているなら減配がない限り年40万円はゲットできます。これがJ-REITなら8%台の利率になるのです。つまり年80万円、月に66000円。ほぼ国民年金と同額になるし、国民年金受取額が2倍になるとも言えるのです。

全然貯金がないという方にはアドバイスにはならないかもしれませんが、考え方として平常月という捉え方をすると老後不安は少し緩和されるのではないでしょうか?少なくとも持っている金融資産に一生懸命働かせる、これが私の意見です。

では今日はこのぐらいで。

編集部より:この記事は岡本裕明氏のブログ「外から見る日本、見られる日本人」2025年8月17日の記事より転載させていただきました。