飲む前に軽く食事を摂っておくことで、アルコールがゆっくり吸収され、二日酔いの防止に繋がります。

具体的に何を食べればいいのか迷うかもしれませんが、乳製品が良いと言われています。

乳製品については、胃に膜を張ってアルコール吸収を抑えるみたいな言い方を聞くこともありますが、牛乳などが膜を作るわけではなくチーズ、ヨーグルトなどの乳製品は比較的胃に長く留まるため、胃が稼働していることで胃酸を防ぐ膜がアルコール吸収も抑えることが理由です。

またタンパク質が肝臓の働きを助けるという点も、飲酒時の乳製品が推奨される理由です。

それから飲みの最中でも、食事を摂ったり、合間に水を挟んだりすることで、飲むペースを調整することが重要です。

これらはどれも、酔いの回りをゆっくりにするのに効果的です。

また、お酒の種類によるアルコール度数を、意識することも重要です。

例えばこれもよく聞く話ですが、ワインは意外とアルコール度数が高いお酒です。

ビールのアルコール度数が約4~6度である一方、ワインのアルコール度数は約10~15度もあります。

普段食事の際にワインを愛飲している人は、飲み会でもついついワインを頼んで飲んでしまうかもしれませんが、食事と同じノリで頻繁に飲み会の続く時期に毎回ワインを飲んでしまうと、思わぬ負担を肝臓にかけてしまう可能性があります。

またアルコールには利尿作用があり、お酒ばかり飲んでいると脱水症状を引き起こしやすいので、それを防ぐためにも水の摂取は大切です。

身内だけの席なら、ノンアルコールを選ぶのもよいでしょう。

お酒を楽しむ時は、自分の体質や健康状態と相談しながら、楽しいひとときをお過ごしください。

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参考文献

There’s More to a Brutal Hangover Than Just How Much You Drank
https://www.sciencealert.com/theres-more-to-a-brutal-hangover-than-just-how-much-you-drank