4月に入っても中々水温が上がってくれず7度前後で推移し、雪代が流れ込む4月半ばにまた6度を記録。結果、釣れ始めが大幅に遅れる原因となった。海釣りにおいては、近畿地方における堤防からのキス釣りのシーズンインが大幅に遅れる原因になったとも考えている。
魚の適水温を知る
以上の事から、やはり対象魚の活性が上がる水温をきちんと把握しておくべきと考える。水温計を持参したり、気象庁等の情報を確認する事で、「対象魚が釣れない水温で釣りをする」といった事態を避けることが出来る。
潮汐や水位、アングラーの有無
続いて、自身ではどうしようもない「現地の状況」についてみていく。海であれば潮周り、川であれば水位が非常に大事なファクターだ。さらにはライバルの存在も関係してくる。
潮汐
自身が釣行できるタイミングが、良い潮周りの時ばかりとは限らない。潮が全く流れない日はやはり食いが悪くなるので、ボーズの可能性は必然的にアップする。
さらに、「キスは上げ潮を釣れ」と言われるように、魚種によっては上げ潮と下げ潮で食いが違ったり、ポイントによっては上げ潮時のみよく釣れる……なんて事もある。潮汐の研究は必要不可欠と言えるだろう。
川の水位
渓流釣りやアユ釣りにおいては、潮周りという物が存在しない代わりに、水位状況が大きく関係してくる。大増水で釣りにならなかったり、逆に渇水となりカワシオグサ(アオノロとも呼ばれるコケ)が繁殖、ポイントがダメになったりといった事も多い。

どのような状況でも釣果を出せるポイントを複数見つけておくしか方法はないと言えよう。
釣り人の有無
大人気ポイントの場合、先行者がいて本命ポイントに入れない事も多い。こういった時はやはり本命ポイントに入ったアングラーがよく釣り、それ以外はボーズなんて事もしばしば。ポイントに入れるかどうかは非常に重要だが、くれぐれもトラブル等が無いようにして頂きたい。