また、親自身が日常的に歩きや自転車を利用する姿を見せることが、子どもの行動にも波及していきます。
さらに、こうした通学スタイルを幼少期から習慣として身につけることが、将来にわたって健康的な生活を支える基盤となります。
たとえば引っ越しや学校選びの際、「安全に歩いて通える距離かどうか」を重視するだけで、子どもの将来の健康にプラスの影響を与えられるかもしれません。
もしかしたら、そうした選択が孫の健康にまで影響を及ぼす可能性さえあります。
この研究は、私たちに「日々のちょっとした選択」が世代を超えて受け継がれることを教えてくれました。
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参考文献
Did you walk or cycle to school as a child? Your children are likely to follow in your footsteps
https://www.eurekalert.org/news-releases/1094104
元論文
Continuity of active commuting to school across two generations: the Cardiovascular Risk in Young Finns Study
https://doi.org/10.1093/eurpub/ckaf084
ライター
矢黒尚人: ロボットやドローンといった未来技術に強い関心あり。材料工学の観点から新しい可能性を探ることが好きです。趣味は筋トレで、日々のトレーニングを通じて心身のバランスを整えています。
編集者
ナゾロジー 編集部