私がスタバに興味が無くなったのはフードのクオリティがダメだったからかもしれません。冷凍、半製品がセントラルキッチンから提供されるわけで地元のサンドウィッチ店など作りたてを提供する店にはかなわなかったのです。まずいとは言いませんが、スタバで買う理由はなかったとも言えるのです。

食文化というのは時代の流れをいかにくみ取るか、そしてその流れの先端をどうやって見つけるか、これがチャレンジであり、それを生み出したスタバは素晴らしいと思う一方、流行は永遠ではないのだ、という点も考え合わせなければならないのです。

スタバが潰れるようなことはないでしょう。ただ、地元に居心地の良いコーヒー店があれば私はむしろ新しい店を探してみたいと思うのです。「この店のコーヒー、なかなかうまいんだよね」と言わせる店があればどこでもこだわらないでしょう。そういう意味ではスタバが新たな物語を生み出せるでしょうか?チポトレは文化を作りつつあったと思いますのでニコル氏の手腕をもう少し見てみましょうか。

では今日はこのぐらいで。

編集部より:この記事は岡本裕明氏のブログ「外から見る日本、見られる日本人」2025年8月10日の記事より転載させていただきました。