未来へつなぐデジタル・アーカイブ
現在、「コクノストーン」は、再び保護のために土の下に埋められている。しかし、最新のデジタル技術によってその姿は永遠に記録され、もはや完全に忘れ去られることはないだろう。
2016年の発掘で作成された高精細な3Dデジタルモデルは、研究者たちがいつでも、どこからでも「コクノストーン」を詳細に研究することを可能にした。さらに、このデータを基にした精巧なレプリカの作成も計画されており、いつの日か、誰もがその謎めいた姿に触れられる日が来るかもしれない。
51年ぶりにその姿を現した「コクノストーン」を目の当たりにした発掘責任者のケニー・ブロフィー博士は、「一生に一度の機会だ」と語った。5000年の時を超え現代に蘇った古代のメッセージ。その完全な解読は、まだ始まったばかりなのである。
参考:Wikipedia、Factum Foundation、the urban prehistorian、Ancient Origins、ほか
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