実は日本のガソリンは安いからちょっと税金乗せてもいい?で始まった暫定税率

ガソリン暫定税率(旧・特例税率)とは、揮発油税(国税 24.3 円/L)と地方揮発油税(地方税 4.4 円/L)の“本則税率”28.7 円/lに時限措置として上乗せされている25.1 円/lのことです。現在のガソリン税は53.8 円/l(28.7 + 25.1)で、この部分だけで1リットル当たり約2割を占めます。

実は日本のガソリン代って世界ではめちゃ安いのです。これは2年前の表ですが・・・

2025年7月28日現在の各国のガソリン価格は

世界(上位) 香港 533円/L アイスランド 372円 デンマーク 332円/L イスラエル 329円/L オランダ 329円/L シンガポール 320円/L ノルウェー 306円/L ※「世界の平均」は1.29 USD/L(≒194円/L)とされています。

アジア各国(主要国、高い順・円換算) 香港 533円/L イスラエル 329円/L シンガポール 320円/L タイ 198円/L ラオス 194円/L 韓国 191円/L(1.27) ネパール 179円/L 日本 176円/L(1.17) ※同週の公表値は173.60円/L。 インド 174円/L スリランカ 170円/L 中国 164円/L 少し産油国 バングラデシュ 149円/L フィリピン 147円/L 台湾 144円/L パキスタン 144円/L 少し産油国 インドネシア 119円/L 産油国 ベトナム 116円/L 産油国 マレーシア 72円/L 産油国

それはさておき暫定税率の歴史 1974 第1次オイルショックを受けて暫定税率導入。これは道路整備財源を確保する臨時措置としてスタート 1974–2007 2~5年ごとに「時限延長」 名称は“暫定”でも延長を繰り返し、実質恒久化 2008年4月 法改正が間に合わず暫定税率失効(1か月) 価格が25.1 円/L下がり、給油所に長蛇の列 暫定税率期限切れ! 街のガソリンスタンドでは……? 懐かしいニュースだ