海外からの需要増、生産終了、レトロブーム、そしてゲームやアニメの影響などが複合的に作用した結果、国産中古スポーツカーの価格が高止まりしています。 以前なら、手が届いたかもしれないスープラ(80)、スカイラインGT-R、RX-7(FD)なども、いまではおいそれと手が出せません。 そんな人気車種に続いて、今後人気が高まりそうなスポーツカーを5台ピックアップして紹介します。
スポーツカーに厳しい時代、それでも人気が続く理由

燃費や騒音規制など、スポーツカーを取り巻く環境は年々厳しさを増しています。たとえ規制をクリアできても、今度は開発費などの採算性も無視できません。 さらに市場で一定のニーズが見込めても、メーカーの事情で生産終了の憂き目に遭うこともあります。 そんな事情から生産を終えたスポーツカーでも高値を付けている車種は数多くあります。 たとえば、2002年に販売された日産 スカイラインGT-RのVスペックⅡ Nurは、当時610万円で発売されたものですが、現在は4千万円以上!で取り引きされています。 もちろん、製造から20年以上が経過しているクルマなので、その間のメンテ代や修理代、維持費は当然掛かっていますが、そういった価値の上がる車両を長く大事に乗っていれば、クルマを楽しみながら蓄財もできるという一石二鳥の楽しみ方ができるというワケです。 そこでここでは、10年後に価値が出そうなモデルを5台紹介します。
トヨタ スープラ|まもなく生産終了?いまこそチェックしたい1台

トヨタ スープラは、2026年春をもって生産を終了します。すでに「A90 ファイナルエディション」の抽選申込は終了していて、販売店によってはカタログモデルのオーダーが可能になっているようです。 中古車の流通量は少なく、走行距離が6万kmを超えたような個体でもそれほど値崩れしていません。 トランスミッションは、8MTの比率がかなり低く、8ATのほうが値上がりしやすいといえるかもしれません。 2020年以降の3.0L直列6気筒ターボを積む「RZ」は、最高出力285kW(387PS)/最大トルク500Nmという強力なアウトプットで、豪快な加速フィールを堪能できます。